昨今、物流業界では、トラック運転手の時間外労働の上限規制「2024年問題」への対応や、労働人口の減少による現場の人員確保などが課題となっている。
また、トラックの主な発着地となる物流施設内においても、トラックが予定通りの時刻に到着し、トラックバース(荷積卸場)に接車しても、施設内の入荷や出荷の作業が滞っていたり、トラックが到着していることを施設内作業者が把握できていなかったりする場合は、トラック運転手の待ち時間が発生してしまう。
こうした中、大和ハウスグループの株式会社フレームワークスは、同社が開発・提供する倉庫管理システム「Logistics Station iWMS G5(ロジスティクスステーション・アイダブリューエムエス・ジーファイブ)」(以下、iWMS G5)に、株式会社Hacobuが提供するトラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」との連携機能を追加し、2024年6月より提供開始すると発表した。
今回の連携により、トラックの到着予定時刻や荷物の積み下ろし位置など、「MOVO Berth」に登録された情報を「iWMS G5」と連携させることができ、あらかじめ効率的な作業の段取りを計画することができる。
同時に、「MOVO Berth」から「iWMS G5」にトラックの到着状況もリアルタイムに連携させることで、施設内の状況を踏まえて臨機応変に作業することができ、待機時間の少ない効率的な入出荷作業を行うことが可能だ。
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