三井住友海上火災保険株式会社とMS&ADインターリスク総研株式会社は、農林水産省の実証委託事業を受託し、青果物の輸送リスクを分析すると発表した。
この事業では、「輸出食品専用保険」に加入した青果物の輸出事業者から、輸送中の腐敗や品質劣化等の事故情報を収集し、温度や湿度の変化等を記録する計測機器を活用することで、損害の発生要因を分析する。
また、包材・鮮度保持技術等の効果測定など、輸送リスクを低減する取り組みの有効性を検証する。
この事業で三井住友海上火災保険は、輸出食品専用保険の提供、事故情報・事故データの収集等を行う。一方、MS&ADインターリスク総研は、事業の全体統括、事故データ等の評価・分析、手引書の作成、実証結果の取りまとめ等を担当する。
今後、今回の事業で得られる青果物の輸送リスクの分析データを活用し、リスク低減に寄与する輸送方法の提案やリスクに見合った保険料率の設定、補償内容の拡充を目指すとのことだ。
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