鈴与株式会社は、川越物流センタにおいて、AGV(自動搬送機)を活用した物流システム「T-Carry system」を2024年9に納入し、本格稼働を開始したことを発表した。
「T-Carry system」は、入荷商品をすぐに出荷先別に仕分ける必要がある通過型物流センタにおいて、複数の小型AGVを稼働させることで、仕分け工程を支援するシステムだ。
入荷商品をバーコードで読み取ることで、小型AGV80台が出荷先の間口まで自動搬送し、多方面仕分けに対応するとともに、作業者が商品を取りに行く時間や歩行距離を削減する。なお、繁閑に応じて小型AGVの稼働台数を調整することが可能だ。
また、物流センタ内業務を最適化するデータ分析サービスを導入することで、ネック工程、作業者の動線、入荷時間などを分析する。これにより、作業エリア別に負荷状況を可視化することで、現場状況に応じ作業員を適正配置する他、小型AGVの搬送と連動しながら間口での渋滞を回避し、効率的な仕分けを実現する。
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