株式会社Archaicは、AIによる集積状況計測を行い、廃棄物置き場の可視化の実証実験に成功したことを発表した。
この実証実験では、廃棄物置き場にカメラを設置し、約2か月間、現場の画像を収集。収集した画像を学習することで、容器検出および集積状況を推定した。
その結果、検出および推定した結果を、データとして出力できることが確認された。
今回の実証実験の成功により、AIと画像認識を活用することで、廃棄物の集積状況を人間介在なしに把握することが可能になった。これにより、効率的な回収計画を立案できるようになる。また、リサイクル工場内の処理状況と連携し、オペレーション全体の最適化を実現する。
なお、この実証実験は、サトーホールディングス株式会社からの要望に基づき、株式会社ナカダイの協力・監修のもと、Archaicが現在の廃棄物回収プロセスにおける課題解決に向けた開発プロジェクトを担当したものだ。
ArchaicのCEOである横山淳氏は、「当社が担当したAIによる集積状況計測システムは、従来の人的確認に依存する方法とは異なり、画像認識のソフトセンサ技術を活用することで、効率的かつ正確なデータ収集を実現しました。
この技術の導入により、廃棄物回収プロセスにおける管理と計画立案が大幅に改善され、サーキュラーエコノミーへの貢献が拡大することを期待しています。」と述べている。
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