bajji、環境貢献型生成AI「capture.x」のスマホアプリ版をリリース

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株式会社bajjiは、同社が提供する環境貢献型NFT「capture.x(キャプチャーエックス)」において、2024年1月9日にiOSおよびAndroidのスマホアプリ版として、v2.0をリリースした。

「capture.x」は、再生エネルギー発電量など、企業の環境貢献プロジェクトの「実際のCO2削減データ」をリアルタイムで開示するサービスだ。消費者はこのデータを見ることで環境意識が高まり、また購買行動の際に企業の取り組みについて思い出してもらうことが狙いだ。

株式会社JERAが運営する茨城県小美玉市で稼働中の太陽光発電所の事例

bajjiは、同社が実施したアンケート調査において、CO2削減量を日々見ることで環境意識が高まったと回答した人が80%を超えているとしている。(2023年12月実施、N=138)。

また、企業側にも「消費者に見られた回数」をレポートしており、さらなる環境への取り組みのモチベーションになることを目指している。

その他にも、「capture.x」ではゲーミフィケーション要素とトレンド技術を採用している。

具体的には、まず、企業の環境貢献プロジェクトをNFTカードに紐付ける。カードホルダーはそのプロジェクトのページを毎日訪れることで、稼働(CO2削減量)をチェックする役割が課せられる。チェックすることで、その報酬としてポイントが付与され、ポイントは楽天ポイントなどへの交換が可能だ。

次に、確認したCO2削減量に応じて、バーチャルな地球を緑色にしていくミニゲーム「HOSHIをグリーンに」して遊ぶことができる。ここでは、約100億個のマスに分割したバーチャルな地球「HOSHI」を、全ユーザで協力して緑色に変えていく。1マスをグリーンにできたら、その土地にちなんだ生成AIアートを1つ獲得することができ、アートを集めると様々な特典を得ることが可能になるという仕様だ。

今回発表されたv2.0では、新たに環境貢献型生成AIが導入され、脱炭素の進捗が地図をグリーンにすることで可視化したゲーミフィケーションを追加している。

日本を中心とする約5億マスをターゲットとし、1マスあたりのCO2削減量の目標を100kgとしている。つまり、合計500億kgのCO2削減をこのHOSHIで表現している。

これは日本の削減量5%程度に相当しており、「capture.x」のユーザがHOSHIをグリーンにしていくことで、日本と世界のCO2削減に貢献できるゲーミフィケーションが設計されているのだという。

ゲームで獲得することができる生成AIは、HOSHIのマスを選ぶことでその場所の緯度・経度を自動取得し、そこから住所を自動生成する。そして、その住所近辺の主なランドマークをAIによって取得する。bajji独自の画像プロンプト455種類からランダムに描画手法を選択し、住所およびランドマーク情報と組み合わせることで、生成AIプロンプトを作り上げ描画している。

bajjiは、「生成AIによってその場所にちなんだアートが生成されるたびに、HOSHIがグリーンになっていくことを確認できること」「アートが生成されるたびCO2削減のために寄付を行うこと」から、環境貢献型生成AIと名付けているのだという。

環境貢献型 生成AI例(左:大阪梅田駅周辺 右:霞ヶ関周辺)

なお、「capture.x」は、アメリカ・ラスベガスにて開催されているテクノロジー⾒本市「CES 2024」のJapanパビリオンにて出展されている。

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