NEDデジタル株式会社は、脱炭素社会を目指す自治体向けの、住民に提供する脱炭素量可視化アプリ「あるえこ」を、今年春にリリース予定であることを発表した。
「あるえこ」を通じて、ゼロカーボンシティを目指す自治体の住民の貢献度を可視化し、それに応じた特典の付与を行うことで、意識向上や健康寿命の増進を目指す。
なお、ゼロカーボンシティとは、2050年を目標に二酸化炭素の実質排出量をゼロにすることを発表している自治体のことだ。
環境省によると、山梨県が2009年3月に脱炭素社会の実現に向けて「2050年二酸化炭素実質排出量ゼロ」を掲げてから、多くの自治体も同様の発表を行ったが、実際にゼロカーボンシティへの取り組みの開始発表を行っている自治体は全体の76.6%ほどなのだという。
これらの現状を解決するために、NEDデジタルは自治体と提携し、脱炭素量の可視化アプリ「あるえこ」を提供する。これにより、実施地域内での脱炭素社会に向けた意識の改善と認知の向上を目指すとともに、実現可能な脱炭素シティ化への支援を行う。
また、NEDデジタルは、アプリ内イベントを通じた他の地域からの観光客を増やす効果や、地域企業の活性化も期待できるとしている。各地域の特色を活かした機能やデザインへのカスタマイズも可能だ。
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