ウルシステムズ株式会社は、三井物産株式会社の森林J-クレジット創出・管理業務の支援システム「J-Green Registry」を開発したと発表した。
J-クレジットとは、温室効果ガスの排出削減量や吸収量を国が認証する制度だ。温対法や省エネ法の報告、経団連カーボンニュートラル行動計画の目標達成に利用でき、温室効果ガス削減に資する活動を正当に評価することで、脱炭素社会に向けた企業の投資を促進するものだ。
三井物産は、社有林におけるJ-クレジットの創出を皮切りに、自治体等の森林所有者・管理者とのJ-クレジット共同創出事業を開始。今後さらに支援範囲を拡大していくため、業務の標準化とデジタル化に踏み切った形だ。
今回開発された「J-Green Registry」は、森林経営によるJ-クレジットの取得に必要な業務全般をサポートするものだ。
林小班と呼ばれる区画単位で、森林の面積や所在、樹種などの基礎情報と保全状況を管理し、J-クレジットの申請に必要なレポートを作成する。
また、同システムでは「Google Earth Engine」から森林の衛星写真を取得し、三井物産が独自開発した画像解析アルゴリズムを用いて、巡視業務の効率化に繋がる仕組みを開発したとのことだ。
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