日本人の死因で、1位の「がん」に続く2位の「心疾患」(心筋梗塞や心不全など)、3位の「脳血管疾患」(脳梗塞や脳出血など)は、高血圧が起因すると言われている。
また、日中の血圧変動は、心筋梗塞や、脳卒中などの、脳・心血管疾患の発症リスクがある。
しかし、既存の血圧計は、持ち運びもできないため、日中のリスクを軽減することはできなかった。そこで、オムロン ヘルスケア株式会社は、腕時計サイズで手首での血圧測定を実現した「オムロン ウェアラブル血圧計 HCR-6900Tシリーズ(以下、HeartGuide)」を2019年12月3日に発売する。
この腕時計型の血圧計は、CES2019でも発表されていたもので、筆者も注目をしていた。
腕時計タイプのスマートウォッチは多くあるが、血圧を測るのは困難だ。しかも、正確に血圧を測定するためには動脈をしっかりと圧迫することが重要だ。
また、専用のアプリで測定データを管理できるので、血圧に加え、歩数や歩行距離などの活動データ、睡眠時間なども測定することができるという。
HeartGuideは、独自の開発により医療機器としての薬事認証を取得している。販売価格は、79,800円(税抜き)だ。
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。