近年は多くの施設で防犯カメラが設置されているが、カメラの台数に対し、モニタリング可能な警備員の数は限られている。このような状況のなか、映像解析AIがリアルタイムで異常や不審な行動を自動で検知・判別することで、事件・事故の見落としを防ぎ、警備員の負担軽減への役割が期待されている。
AI警備システムを展開する株式会社アジラは、施設向けAI警備システム「アジラ」のアップデート版v1.5をリリースし、白杖や車いすの利用者を判別する「白杖・車いす検知機能」や、施設内で発生した子供の迷子捜索をサポートする「迷子検索機能」などの新機能を追加した。
アジラは、行動認識AI技術を基にした防犯・見守りシステムで、既存のカメラをAI化し、異常行動(転倒、卒倒、ケンカ、破壊行動)や不審行動(千鳥足、ふらつき、違和感行動)を検出したときのみ瞬時に映像を通知するため、初期コストをかけずに映像を監視する警備員の業務を軽減し、見逃しや見落し防止につながる。
また、サーバー1台で最大50台分のカメラ映像を解析できるため、大規模な施設では運用コストも安価で導入できる。さらに、ローカルで完結するネットワーク構成により外部へ映像流出するリスクがなく、セキュアな環境で利用可能だ。
今回の新機能により、施設内で発生した子供の迷子捜索をサポートするほか、ホスピタリティ強化および駅などにおける白杖利用者や車いす利用者の早期発見が期待できる。
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