昨今、物流業界では、人手不足の深刻化や物流コストの向上、運ぶ荷物の増加といった課題に直面している。
2026年4月には、一定規模以上の荷主や物流事業者、トラック事業者に対する規制的措置「物流効率化法」が施行予定で、荷待ち・荷役等時間の短縮や積載効率の向上に向けた取組みの報告として、中長期計画書や定期報告書の提出が求められている。
こうした中、パナソニック コネクト株式会社は、100%子会社であるZetesの配送進捗管理システム「ZetesChronos(ゼテス クロノス)」において、物流効率化法の定期報告に活用できる業務日報の出力機能を「業務日報サービス」として2025年10月から提供を開始することを発表した。
「ZetesChronos」は、輸配送における稼働車両の位置や配送の進捗状況をリアルタイムに見える化することで、配送業務の効率化を支援するソリューションだ。
今回、定期報告書作成の効率化へ向け、日本独自の法規制に合わせた形で荷待ちや荷役等時間を可視化し、業務日報を出力するオプション機能を開発した。
この「業務日報サービス」は、これまで手書きや配送業務中に記録していたデータを「ZetesChronos」で取得することで、より高精度なデータを記録することができる。
さらに、業務日報に出力することで、業務日報の作成や荷待ちや荷役等時間を記載した報告書作成の負荷を軽減する。
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