駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippa株式会社は、ソフトウェア開発や店舗運営を手掛ける株式会社日光企画が開発したダイナミックプライシングをリアルタイムに自動で行うシステム「throough（スルー）」導入の実証実験を本日より開始した。
ダイナミックプライシングとは需要と供給のバランスで価格が動的に変わる仕組みで、それにより需給状況に応じて適切な値段でモノやサービスを提供することができる。
従来は、料金設定をする際には大きな労力と手間がかかってしまうことや、利用者の増加に伴うデータの増加に対処ができない等の課題があった。
本来、ECサイト向けのシステムであったthrooughを導入する今回の実証実験では、akippaが保有している駐車場予約データを日光企画の機械学習チーム（AI）が解析して駐車場ごとに最適な価格を導き出す。その結果、akippaの駐車場オーナーに手間をかけることなくダイナミックプライシングの適用が可能になるという。
駐車場予約の価格変動要因は、イベントの有無・規模・人気性や過去の予約状況など多岐にわたり、これらの状況に応じて適切な価格設定モデルを駐車場ごとに適用。実証実験は関西エリアで実施し、その後全国の駐車場にて順次適用予定だ。
【関連リンク】
・あきっぱ（akippa）
・日光企画（NIKKO PLANNING）