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日本アビオニクス、IoTに対応した自動車産業向け「高機能溶接モニタ」「高信頼性インバータ式溶接電源」を同時発売

日本アビオニクス、IoTに対応した自動車産業向け「高機能溶接モニタ」「高信頼性インバータ式溶接電源」を同時発売

日本アビオニクス株式会社は、自動車電装部品の製造・組立において、接合プロセスを「見える化」することにより、接合の信頼性を高める「高機能溶接モニタ QC-450」と高精細な制御を実現する「高信頼性インバータ式溶接電源 NRW-IN400P」を同時発売する。

近年、自動車産業においては、自動運転自動車の開発、環境対応車の推進など、次世代に対応する精巧な部品開発のニーズが高まっており、部品製造や品質管理の要となる「接合技術」の更なる高品質化が求められている。

高機能溶接モニタ(以下、QC-450)は接合の推移を「見える化」する「ランチャート表示機能」、温度のフィードバックを容易にする「アナログ入力2ch」を搭載。さらに同社初の生産履歴を一括管理するための「イーサネット接続」を標準搭載し、より高度な品質管理を実現するとともに多彩な信号出力による高度な制御を可能とした。

ランチャート表示機能は、電極の磨耗による測定結果の変動推移を捉え、電極交換時期などの予測を可能とし、問題点を早期に捉え対応することで品質を維持することができる。さらにイーサネットに繋ぐことで、生産プロセスの「見える化」を実現し、均質な品質管理が行うことができ、生産履歴管理(トレーサビリティ)を一括管理できるという。

高信頼性インバータ式溶接電源 NRW-IN400P

高信頼性インバータ式溶接電源(以下、NRW-IN400P)は「プログラムBOX」の採用により、自動車の製造ラインに最適な、遠隔での操作を可能とする。様々なワーク形状や材料に対して、高品質な接合を実現するために「最大127step(slope、weld、coolの組合せ)の任意通電設定」、「出力周波数選択式(2kHz、4kHz、5kHz)」の標準搭載、5kHz時の二次電流8,000A出力を可能にしたという。

さらに同時発売のQC-450と組合せることで変位による通電停止や温度による電流量切替など、多彩な制御を可能にする。例えば溶接時に任意の潰れ量に到達した信号(QC-450側)を装置(NRW-IN400P側)に瞬時に伝え、通電停止することで、より正確で均質なワークの仕上がりを得ることが可能となる。同製品は「通電停止2ms以内」、「停止バラつき1ms以内」を可能とし、歩留まりの向上に貢献するとしている。

新製品の特長は以下の通り。

【関連リンク】
日本アビオニクス(Avio)

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