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パナソニック、40%軽量化で介護にも対応、腰用パワーアシストスーツの新モデル「ATOUN MODEL Y」を発表

パナソニック、40%軽量化で介護にも対応、腰用パワーアシストスーツの新モデル「ATOUN MODEL Y」を発表

パナソニックグループの株式会社ATOUNは、自社の現行モデルから重量を40%軽量化した腰用パワーアシストスーツの新モデル「ATOUN MODEL Y」を2018年4月に発売すると発表した。

腰用パワーアシストスーツは、ユーザーが着用して使用するアシスト型のロボット。

体幹の動きを位置センサで検出し、動作意図に合わせて腰部のモータを回転させることで作業時の腰部への負担を軽減するものだ。

同社は、その現行モデルである、「ATOUN MODEL A」を2015年秋に発売している。

今回、新モデル「ATOUN MODEL Y」の開発にあたり、現行モデルのユーザーの意見をもとにゼロから設計と制御を見なおし、金属製フレームの樹脂化や、モータやバッテリーの小型化などに取り組んだ結果、40%の軽量化(※)を実現した。

※「ATOUN MODEL A」(現行モデル)総重量7.4kgに対し、新モデル「ATOUN MODEL Y」の総重量は4.4kg。軽量化率40.54%。

同時に、採用部材の汎用化や組立工程の簡素化などにも取り組んだことで、コストダウンも実現し、導入コストを低減した。

現行モデルはおもに建設や物流、工場、農業といった現場で使用されてきたが、そこで得た知見をもとに精度や耐久性の面にも配慮して改善を重ねた。

その結果、新モデル「ATOUN MODEL Y」では、装着感が向上するとともに、なめらかな動作を可能とし、高い機動性を備えたアシストを実現したという。

こうした特長を生かし、ATOUNでは今後、介護領域での利用も提案していくとしている。

なお、「ATOUN MODEL Y」の先行予約の受付は、本日、12月21日より開始する。

また、日本市場に先がけて、海外での新モデル「ATOUN MODEL Y」の試験導入も決定している。

すでに香港の大手建設会社、金門建築有限公司(Gammon Construction Limited.)と基本合意書を交わしており、2018年2月から同社の現場で10台が試験導入される予定だ。

【関連リンク】
ATOUN
金門建築有限公司(Gammon Construction)

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