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フレームワークスの次世代ロジスティクスプラットフォーム ー国際物流総合展2016 レポート

東京ビッグサイトで毎年開催されている国際物流総合展。ダイワハウスグループのフレームワークスは、次世代ロジスティクスプラットフォームを紹介していた。

ウェアラブルを活用したピッキング

ウェアラブルを活用したピッキング作業を行うデモでは、アパレル商品の倉庫をイメージしたデモが行われていた。

国際物流総合展 フレームワークス

倉庫において、正確なピッキングを行うことは重要だが、フレームワークスのソリューションではMRグラス(Mixed Reality)をかけることでメガネにどの棚の商品を取るべきかの指示がでる。

この写真だと分かりづらいかもしれないが、実際にメガネをかけると棚の番号が表示されているのだ。

そして、腕につけているバーコードリーダーでバーコードを読み込むことで、ピッキング作業を正確に行っていく。

メガネにしても、バーコードリーダーにしても身につけていれば両手が空いた状態で作業ができるところがポイントだ。さらに、バーコードを利用したピッキングなので従来の倉庫であっても無理なく導入ができる。

さらに、倉庫や作業者の状況は、クラウド上で可視化されている。

フレームワークスではロジスティクスのクラウドソリューションを提供し、ウェアラブルグラスやバーコードリーダーは他社製を使用している。デモではMRグラスやバーコードリーダーはスマートフォンを経由してクラウドと通信しているということだ。

ロボット倉庫

もう一つの展示が、ロボットを活用した倉庫ソリューションだ。

デモでは、音声による指示を行うと棚の下に配置されたロボットが適切な棚を手元に運んでくるというものだ。

具体的には、GROUND社の「Butler(バトラー)」というロボットを活用して、作業を行う。GROUND社はフレームワークス社とは6月に資本業務提携している。

※関連記事:フレームワークス、GROUNDと資本業務提携、次世代物流オペレーションを目指す

ロボットが棚を運んできたら、棚のどの位置に該当商品があるかについては、棚の中でランプが点灯するためすぐ確認できる。

棚から該当商品を取り出したら、バーコードリーダーでチェックすることで作業完了となるのだ。

労働人口が減少している昨今、自社製の物流センター管理システムに、これらのソリューションを組み合わせた次世代ロジスティクスが今後展開されていくということだ。

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