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Shiftallの初出展は、「DrinkShift」 ーCES2019レポート⑪

ラスベガスで開催されているCESレポート第11弾は、JETROが支援するJ-Startupで出展していた、Shiftallについてだ。

Shiftallというと、モノ作りベンチャーである、Cerevo社を起業した岩佐氏(トップ画像)が、古巣のパナソニックの資本を受けて作った設立したことでも話題になった。

今回初出展となるCESで展示されていたのが、「DrinkShift」と呼ばれるサービスで、スマートフォンアプリと専用冷蔵庫を組み合わせることで、庫内のビール残数や利用者の飲むペースを自動で判断し、好きなビールを最適なタイミングでご自宅やオフィスへとお届けするということだ。

仕組みとしては下の図にあるように、国内外の様々なクラフトビールを庫内に入れておくと、残数状況をシステムが管理、無くなる時期を予測して自動発注を行うというものだ。

CES2019 Shiftall
DrinkShiftのイメージ(Shiftallホームページより)
冷蔵庫からビールを取ると
銘柄と残量を判断、切れる前に自動発注する

個人的な感想だが、ビールはどんどん開けていくというところがあるので、いざ飲みたいと思った時に残り一本という状況になっていることも多い。

いくつかのクラフトビールを買っておいて、気分で飲んでいく。飲んだら適切なタイミングで発注をかけてくれるというこのソリューション、ビール専用冷蔵庫のニーズは実際にありそうだ。

活動が見えてきた、Shiftall、次は、何を「Shift」してくれるのか楽しみだ。

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