経済産業省及びIoT推進ラボは、3月13日に、IoTを活用した優れたプロジェクトを選定・表彰する「IoT Lab Selection」を開催し、グランプリ、準グランプリ、及び審査員特別賞を選定・表彰した。また、「地方版IoT推進ラボ」では、選定証授与式も合わせて開催し、新たに24の地域を選定した。
IoT、ビッグデータ、人工知能等によって、世界的に産業や社会の在り方が大きく変革しつつある状況を踏まえ、日本でも、新たなIoTビジネスモデルの創出やIoTプラットフォーマーの発掘・育成を図り、新たな成長の原動力にしていくことが必要だ。
先進的なIoTプロジェクトを発掘・選定し、企業連携・資金・規制の面から徹底的に支援するとともに、大規模社会実装に向けた規制改革・制度形成等の環境整備を行うことを目的として設置された「IoT推進ラボ」では、この取組の一環として、IoTを活用したプロジェクトを広く募集し、3月13日に第3回先進的IoTプロジェクト選考会議「IoT Lab Selection」を開催した。
一次審査・二次審査を通過して最終選考に選ばれた8件のプロジェクトについて、公開プレゼンテーションによる審査を行い、グランプリ、準グランプリ、審査員特別賞が表彰された。
- グランプリ:Coaido株式会社「大切な人が倒れたとき、命が助かる可能性を上げるアプリ」
- 準グランプリ:小林博樹(東京大学空間情報科学研究センター)「野生動物装着センサ網による時空間情報ネットワーク」
- 審査員特別賞:合同会社Keychain「ブロックチェーン技術によるIoT認証プラットフォーム構築」
受賞した3プロジェクトを含む、ファイナリストに選定された8プロジェクトに対しては、政府関係機関や金融機関、ベンチャーキャピタルなどの支援機関と連携して、資金支援やメンターによる伴走支援、規制・標準化等に関する支援が行われるという。
また、経済産業省及びIoT推進ラボでは、地域におけるIoTプロジェクト創出のための取組を「地方版IoT推進ラボ」として選定し、地方での取組を通じたIoTビジネスの創出を支援すべく、該当する地域の取組の募集を行った。昨年7月にはその第一弾として29の地域を「地方版IoT推進ラボ」として選定した。3月13日のイベントでは、「地方版IoT推進ラボ」の第2回選定地域として、新たに以下24地域が選定された。
(選定された24地域)
北海道函館市/宮城県仙台市/秋田県仙北市/埼玉県/千葉県/神奈川県/神奈川県横浜市/神奈川県相模原市/神奈川県横須賀市/神奈川県湘南地域(藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町)/新潟県/石川県白山市/福井県鯖江市/愛知県名古屋市/愛知県豊田市/滋賀県/大阪府/山口県/福岡県嘉飯桂地域(飯塚市・嘉麻市・桂川町)/佐賀県/長崎県/長崎県長崎市/大分県/宮崎県
出典:経済産業省ウェブサイト
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