株式会社TOKAIコミュニケーションズは、藤枝市が公募した「IoT(LPWA)プラットフォームを活用した公共テーマ型実証実験事業」を開始すると発表した。
藤枝市では、ICTの効果的な活用による市民の安全安心の向上、地域産業の振興や公共サービスの向上を目指し、今後のICTの柱となるIoTの活用を促進するため、ソフトバンク株式会社と共同で、市内ほぼ全域をカバーするLPWA(LoRaWAN)を活用したIoT専用プラットフォームの構築を進めている。
今回、同社はアライドテレシスが提供する「脅威を可視化する統合監視ソリューションEnvigilant」を用いて、富士山静岡空港と藤枝駅間を結ぶアクセスバス車両内外の大気状況と車内環境を可視化し、市民や観光客の安心安全の向上に寄与する実証実験を、藤枝市のIoT(LPWA)プラットフォーム上で2018年1月1日より開始する。
実証実験の内容は以下の通りだ。
- 監視カメラ/大気汚染物質検出センサー(CO2/温湿度/PM2.5)を設置
- 映像監視による防犯性向上
- バス空間内の大気状況を見える化し、安全・安心の情報提供が可能
- 効果対象:乗客、運行管理者、行政
- GPSセンサーを設置
- 高速移動体でのLoRaWAN運用影響について確認が可能
- 効果対象:行政
- ダッシュボード用モニタを設置
- 観光案内を配信することで、旅行客に対し観光情報の刷込みによる滞在時間の増加
- ダッシュボード画面から市民や観光客に対してお知らせ情報を発信することが可能
- 効果対象:乗客、運行管理者、行政
【関連リンク】
・「脅威を可視化する統合監視ソリューションEnvigilant」
・アライドテレシス(Allied Telesis)
・TOKAIコミュニケーションズ(TOKAI Communications)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。