株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、圃場や作物の栽培状況などを手軽に管理できる営農支援プラットフォーム「畑アシスト」を本日から提供を開始した。
同サービスは、圃場に設置したセンサから取得したデータを、アクセスポイントを経由してドコモのクラウドに収集し、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの端末で手軽に確認・管理することができる。また、作業記録や今後の計画なども併せて管理でき、圃場の見える化(センサデータ、栽培管理、収穫管理、資材管理、農作業計画・管理、作業分担)を実現することで、農作業に関するさまざまな管理コストが効率化できる。
圃場に設置したセンサは、約15種類ラインアップされ、土耕だけではなく水耕栽培や水産にも対応している。気温や湿度から、土壌や作物の葉面温度、水産場の水質pHや水位など、状況や要望に応じてさまざまなデータを取得することが可能だ。
センサからアクセスポイントまでの通信には、LPWAネットワークの1つである「ZETA」を用いている。ZETAは、中継器を使用することで顧客の環境に合わせて柔軟にエリア構築が可能で、低消費電力通信などの特長を持った通信規格だ。これにより、中山間部などの携帯圏外エリアや分散している圃場でもセンサネットワークを柔軟に構築できる。
また、日本語・英語・中国語の多言語対応となっている。
公益財団法人 農民教育協会 鯉淵学園農業栄養専門学校では、同サービスを活用した次世代水耕栽培を本日から開始した。
提供料金は、600,000円(税抜)からで、プラットフォーム利用、センサ、アクセスポイントを含んでいる。同料金は一例で、選定するセンサや、条件などによって異なる。
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