トライポッドワークス株式会社(以下、トライポッド)、フリービット株式会社、株式会社グリーンハウス、および株式会社スピーディアは、LoRaWANを活用したIoTサービスの事業化に向けた実証実験「LoRaWAN検証パッケージ」を発表した。第1弾として、仙台を拠点とする株式会社舞台ファームにおいて、IoTを活用した農場管理の実証実験を開始するという。
「LoRaWAN」は、低消費電力で長距離通信を実現するLPWA(Low Power Wide Area:省電力広域)通信方式のひとつで、無線局免許が不要な周波数帯(920MHz帯)を利用した無線通信規格。省電力かつ長距離通信という特長から、これまで無線通信の展開が難しかった場所や機器等のネットワーク化が可能となり、畑や農場などの農業分野をはじめ、バスや電車などの輸送分野、見守りや健康管理などのヘルスケア分野等、幅広い分野におけるIoTサービスの展開とその加速化が期待されている。
「LoRaWAN検証パッケージ」では、トライポッド、フリービット、グリーンハウス及びスピーディアの4社がそれぞれネットワークインフラ、クラウド環境、LoRaWANデバイス、無線局技術及びIoT開発プラットフォーム等を提供し、IoTサービスの導入もしくは事業化を検討している顧客とともに、LoRaWANの有用性とそれを活用したIoTサービスの事業化を検証する。
第1弾となる舞台ファームにおいては、IoTを活用し、気温や照度、土中水分量など農業において重要な各種データを、広大な農場に設置されたセンサー機器から収集し、可視化までを実現することで、IoTによる農場管理の有用性を検証するとしている。各社の役割は以下の通り。
- フリービット:LPWAネットワークの構築
- グリーンハウス:LoRaWAN™通信モジュール及びLoRaWAN™基地局設備の提供
- スピーディア:IoTクラウドサーバシステムの提供
- トライポッド:スマホ向けアプリケーション開発
【関連リンク】
・トライポッドワークス(TripodWorks)
・フリービット(FreeBit)
・グリーンハウス(GREEN HOUSE)
・スピーディア(SPEEDIA)
・舞台ファーム(butaifarm)
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