富士通は、AIビジネスにおけるグローバル展開の戦略策定、およびその実行を担う新会社「FUJITSU Intelligence Technology」をカナダのバンクーバーに設立し、11月1日より事業を開始した。
「FUJITSU Intelligence Technology」は、同社がこれまで日本を含む世界のリージョンごとに実施してきたAIビジネスを束ね、グローバルな商品・サービスとして各リージョンに展開していくことで、AIビジネスの拡大を図っていくとのこと。
「FUJITSU Intelligence Technology」が設立されるカナダの周辺地域は、AIと量子コンピューティングの研究で世界トップクラスのトロント大学をはじめとする多数の研究機関があり、さらに、量子コンピューティング向けのソフトウェアを開発する1QB Information Technologies Inc.(※1)に代表される最先端技術を持つスタートアップ企業も多く設立されるなど、近年IT業界では非常に注目されている。
同社は、「FUJITSU Intelligence Technology」を通じ、AI立国を目指すカナダ政府、およびブリティッシュコロンビア州政府の強い協力により、北米さらには世界のAIエコシステムの中核企業となることを目指すとともに、最先端技術を持つAI人材の現地採用も計画しているという。
また、海外に拠点を構えることで、世界標準のスピードに対応し、グローバルな顧客ニーズの把握とソリューションの検討・開発を進めるという。
「FUJITSU Intelligence Technology」の概要
- 所在地
- 資本金
- CEO
- 事業開始日
- 事業内容
355 Burrard Street, Vancouver, BC Marine Building
600万カナダドル(当社100%出資)
吉澤 尚子(当社執行役員常務、AIサービス担当)
2018年11月1日
同社AIビジネスのグローバルにおける戦略策定、および実行。グローバルに通用するAIのソリューション、プラットフォームおよびプロフェッショナルサービスの企画、開発および提供をおこなう。
(※1)1QB Information Technologies Inc.:本社:カナダ バンクーバー市、最高経営責任者:Andrew Fursman
プレスリリース提供:富士通
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・富士通(FUJITSU)
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