現在、住宅では、各家庭の30分ごとの電力使用量を計測できるスマートメーターの普及が進んでいる。家電ごとの電力使用量を把握したいニーズがある一方で、スマートメーターは住宅全体の電力使用量しか測定することができず、電流センサーを設置して計測する方法もあるが設置費用がかかることから課題となっている。
このような中、三菱電機株式会社は、同社AI技術「Maisart(マイサート)」を使って、新たな計測器を取り付けることなく、スマートメーターで計測した住宅全体の電力使用量から、家電ごとの電力使用量を推定する「家電ごとの電気の使い方見える化技術」を開発した。
この技術は、事前にモニター住宅で計測した住宅全体や家電ごとの電力使用量と家族構成や保有家電などの属性情報を基に、AIが3段階のクラスタリングを実施。日々の行動時間などの変動をAIが補正し、家電ごとの電力使用量の特徴が類似する住宅をグループ化して、典型パターンを作成する。最も類似する典型パターンをAIが自動選択して、実績値との誤差を抑え、高精度の推定を実現する。
「家電ごとの電気の使い方見える化技術」は、東北電力株式会社との共同研究により開発され、東北電力が2018年7月から実施している実証実験「よりそうスマートプロジェクト」の省エネアシストサービスに採用されている。
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