TOP >
人工知能(AI) > 三菱電機、AIで曖昧な命令を理解する「コンパクトな知識処理に基づくHMI制御技術」を開発
三菱電機株式会社は、人の曖昧な命令を、エッジ機器単体で状況に応じて不足情報を自動補完して理解する「コンパクトな知識処理に基づくHMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)制御技術」を開発した。同技術は、三菱電機のAI技術「Maisart」を用いており、知識処理の演算量とメモリー使用量を削減することで、家電製品や車載情報機器などのエッジ機器のHMIに適用でき、素早い機器操作を実現する。特長は以下の通り。
- ユーザーの曖昧な命令を、AIが状況に応じて不足情報を自動補完して理解
- AIが機器情報や機器操作方法を事前に学習
- ユーザー命令やユーザーに対するカメラやマイクからのセンシング情報を統合し、ユーザーの状況(今はTVを視聴しない状態、放送番組予定あり、母の嗜好、など)を把握する
- ユーザーの状況に関連性が高い情報や機器操作方法をもとに、ユーザーの曖昧な命令に不足している述語や目的語などの情報をAIが自動補完し、命令を理解する
- 知識処理のコンパクト化により、エッジ機器単体でユーザーの要求に素早く応答
- 統合された情報の中から、ユーザー命令やセンシング情報などと関連性が高い情報に絞り知識処理を行うことで演算量とメモリー使用量を削減する
- エッジ機器単体で曖昧な命令を1秒以内で理解し、即時に応答する
同技術は今後、家電や車載情報機器などへの適用を検証し、2022年以降の商用化を目指す。また、同社内での問い合わせ業務や品質管理業務への適用を検討するとした。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。
また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。
そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。
- DXに関する最新ニュース
- 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
- 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
- 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ
など、多岐にわたるテーマが配信されております。
また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。
無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。
ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。
無料メルマガ会員登録
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。
DX実践ノウハウ解説
BPMSで、業務改善にとどまらない、業務改革を行う方法
DX実践講座
業務プロセス改善のDXで使う「ECRS」とは、具体例や使い方を解説
業務改善のためのDX、5つの基本ステップ
DX人材の6つの役割と必要なスキル
DXを加速する、アジャイル型組織とは
攻めのDX、守りのDX
DX戦略を作るのに必須となる、5つのビジネスフレームワーク
DX時代の正しい事例の読み解き方(事例マニアはNG)
DXトレンド解説
メタバース、VR・ARの基礎と活用事例
ウェアラブルとは?ウェアラブルデバイスのビジネス活用事例10選
DXとは?本質をわかりやすく解説
IT、IoTとICTとの違い
スマートホームの基礎とトレンド
VUCA時代を生き抜くための、デジタルトランスフォーメーションとIoT
国内・海外スマートシティDX事例10選
都市のDXが進む「スーパーシティ」構想とは?