MUJINのモーションプランニングAIによる、自動干渉回避 -設計・製造ソリューション展2018レポート2

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先月行われた設計・製造ソリューション展のレポート第三弾はMUJINだ。

すべての産業で使える様々なロボットを作る同社だが、今回の展示でも、様々なロボットが展示されていた。

バラ積みピッキング

MUJIN 設計製造ソリューション展

画像認識エンジンとロボット制御技術を合わせることで、バラ積みされているモノをロボットアームが器用に摘み上げ、必要な方向にそろえて並べて配置することができる。

「バラ積み」とは、乱雑に置かれている積み方だと思えばよいのだが、通常のロボットであればきれいに並べられたものをつまむことは簡単だが、乱雑に格納されているものをつまむことはできない。

MUJIN 設計製造ソリューション展

実は、工場などでは、こういったことをロボットができないために、ヒトがこの作業を行っていた。

しかし、このバラ積みピッキングができたことで、ヒトの稼働なしにピッキング作業ができるようになるのだ。

MUJIN 設計製造ソリューション展

モーションプランニングAIによる、自動干渉回避行動

MUJIN 設計製造ソリューション展
バーチャル空間上に建てられたついたてを、バーチャル空間上でロボットアームが乗り越えていっている

さらに、バーチャル空間上に展開された設計図面の中に、実際の利用環境を構築しておくと、バーチャル空間上に設置された壁をよけることができるという展示がされていた。

この展示では、モーションプランニングAIが、干渉回避の動作を自律的に行うことができるのだという。利用者の作業としては、スタート地点とゴール地点を定義するだけで、自律的に障害を回避することがシミュレーション上実現できているのだ。

もちろん、この動作は実機でも行うことができる。

MUJIN 設計製造ソリューション展
実機でもシミュ―レーションと同じ動作をしている

モーションプランニングAIは、プログラムを変更したり、ティーチングをやり直すことなく障害回避をすることができるところがすごい。

また、実際にロボットが非常停止をした場合、通常復旧に時間がかかる。ホームポジションに戻す際は、ジョブ動作で戻すか、専用のプログラムで戻す必要があるため、夜中にこういった状況になったら、担当者は呼び出されることになる。

MUJIN 設計製造ソリューション展

しかし、モーションプランニングAIを使ったロボットでは、ホームボタンを押すだけで、干渉を回避しつつ元に戻すことができる。つまり、オペレーターだけで非常停止を回避することもできるということだ。

参考:
株式会社MUJIN

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