大分県とウミトロン、AI・IoTを活用した水産養殖の「データ経営」実現に向けた取り組みを開始

ウミトロン株式会社は、水産養殖におけるデータ経営の実現と働き方改革に向けたAI・IoT技術実証のため、大分県の「平成30年度おおいたIoTプロジェクト推進事業」に採択された。

同プロジェクトへ採択されたことで、ウミトロンは大分県内の養殖事業者と協力し、AI・IoT技術を用いて養殖業の経営に欠かすことの出来ないデータの取得を自動化し、データを経営へ役立てるための実証を行うと共に、日々の業務を効率化することで働き方改革の実現を目指すとした。

大分県は日本有数のぶり養殖地として知られ、その生産量は国内第2位(※)、大分県産ぶり類の国内養殖魚水揚高全体に対する割合は約8%(※)に上る(※平成28年漁業・養殖業生産統計より)。

大分のぶり養殖は、日本の水産業ひいては日本の食料事情にとって重要な地位を占めているにも関わらず、県内事業者の大半を占める中小規模生産者の養殖現場では、その事業環境から人力に頼った労働集約的な作業が多くを占めており、業務の効率化が進んでいないという。

また大分県内では、水産業従業者数の減少や高齢化を背景として、養殖魚の成育管理や経営にとって重要な指標の多くが人的リソースの不足から十分に取得出来ておらず、データに基づいた適切なPDCAサイクルを回すことが出来ないと行った実情もあるという。

こうした事情を背景とした生産者の経験に頼った事業経営は、場合によっては経営の不安定化につながり、今後の事業継承においても大きな障害となることが予想される。

そこで、ウミトロンは大分県内の生産者と協力し、魚の成育状況や海洋環境に関する情報をAI・IoT技術によって把握し、成育状況の管理や出荷時期の調整に役立てることにより、データに基づく経営の実現と、生産物の高付加価値化、餌代などのコスト削減、業務効率化の実現に向けた取り組みを行うとした。

【関連リンク】
ウミトロン(Umitron)
大分県IoT推進ラボ

Previous

バーチャルホームロボット「Gatebox」量産モデル、予約販売を開始

日立、AIやRPAなどデジタル技術を活用した「統合開発プラットフォーム」を提供

Next