家事の自動化に関する調査、自動化したい家事は「風呂掃除」、自動化を望まない家事は「料理」

共働き夫婦、家事の7割以上を妻が担っている!4人に1人が、家事が自動化されたら空いた時間を「1人で過ごす時間」に使いたい。

様々な家電の登場によって自動化された家事は多い。最近ではロボット掃除機やネットスーパーなどを活用している人も多いだろう。しかし、まだまだ家事に一定の時間を奪われている人は多いのではないだろうか。特に家事に費やせる時間が少ない兼業主婦たちは、「家事の自動化」についてどう考えているのだろうか。

今回、オウチーノ総研は、首都圏在住で20歳~59歳の働く既婚女性813名を対象に、「『家事』に関するアンケート調査」を行った。

はじめに、「夫とどれくらい家事を分担していますか?」と聞いた。日頃のすべての家事を100とし、自身・夫・その他(親・義親、子ども、家事代行など)、それぞれが担っている割合を回答してもらった。平均を出すと、自身が73.9、夫が20.7、その他が5.4という結果だった。次に、「家庭で、すでに自動化している家事は何ですか?」と質問した。結果、「食事の片付け・食器洗い」が15.1%、「部屋の掃除」が9.7%、「洗濯物を干す」が8.1%だった。

続いて、「あなたが自動化したいと思う家事は何ですか?」と聞いたところ、「風呂掃除」が最も多く54.5%、「トイレ掃除」が51.8%、「部屋の掃除」が40.3%と続いた。さらに、「自動化したくない・自分の手でやりたいと思う家事は何ですか?」と質問したところ、「料理」が31.4%で最も多く、次いで「買い物」が18.6%、「ペットの世話」が17.5%だった。

最後に「仮に家事を自動化した場合、空いた時間を何に使いたいですか?」と質問したところ、「家の中で1人で過ごす時間」と回答した人が最も多く15.0%、次いで「運動・健康維持」が11.6%、「1人で外出する時間」が9.5%だった。

共働き夫婦、家事の7割以上を妻が担っている!

「家事の自動化」に関する実態調査、自動化したい家事、第1位「風呂掃除」

はじめに、「夫とどれくらい家事を分担していますか?」と聞いた。日頃のすべての家事を100とし、自身・夫・その他(親・義親、子ども、家事代行など)、それぞれが担っている割合を回答してもらった。平均を出すと、自身が73.9、夫が20.7、その他が5.4という結果だった。圧倒的に妻の負担が大きいことが分かる。また、10.5%は自身が100だと回答した。

子どもがいる人の平均は、自身が74.6、夫が17.7、その他が7.7だったのに対し、子どもがいない人の平均は自身が73.1、夫が24.6、その他が2.3だった。子どもがいると、妻の負担は変わらないが、親や義親、また子どもなどが担う家事の割合は増え、夫の割合は減っていることが分かった。

自動化したい家事、第1位「風呂掃除」。

「家事の自動化」に関する実態調査、自動化したい家事、第1位「風呂掃除」

次に、「家庭で、すでに自動化している家事は何ですか?」と質問した。結果、「食事の片付け・食器洗い(食洗器など)」が15.1%、「部屋の掃除(ロボット掃除機など)」が9.7%、「洗濯物を干す(乾燥機など)」が8.1%、「買い物(ネットスーパーなど)」が7.7%だった。一方、67.3%は「特になし」と回答し、共働き家庭の3組に2組は家事の自動化が進んでいないことが分かった。

ちなみに、子どもがいる家庭で自動化していないのは63.1%、子どもがいない家庭では72.8%だった。仕事、家事に加えて子育ての負担が増えるため、子どもがいる家庭は家事自動化の必要性は高そうだ。続いて、「あなたが自動化したいと思う家事は何ですか?」と聞いたところ、「風呂掃除」が最も多く54.5%、「トイレ掃除」が51.8%、「部屋の掃除」が40.3%、「食事の片付け・食器洗い」が37.3%、「布団干し・布団掃除」が36.0%と続き、「掃除」を自動化したいと考える人が多いことが分かった。

自動化を望まない家事、第1位「料理」。

「家事の自動化」に関する実態調査、自動化したい家事、第1位「風呂掃除」

次に、「自動化したくない・自分の手でやりたいと思う家事は何ですか?」と質問したところ、「料理」が31.4%で最も多く、次いで「買い物」が18.6%、「ペットの世話」が17.5%、「トイレ掃除」が16.4%、「ゴミ出し」が11.2%だった。また、「特になし」は39.0%だった。「特になし」と回答した人を年代別に見ると、20代が44.1%、30代が39.5%、40代が38.6%、50代が34.7%だった。年代が上がるにつれて、「自動化したくないと思う家事」がある人が増えていくことが分かった。家事を長く続けている分、こだわりがある人も多いのだろう。

「料理」と回答した人にその理由を聞いたところ、「好きだから・楽しいから」が最も多かった。具体的には「子どもと料理するのが楽しいから」(37歳)や「料理するのが趣味だから」(57歳)などの声が聞かれた。次いで「味の好みがあるから」という理由が多く、例えば「旬の食材を体調や好みに合わせて、自分で味付けを変えて食べたいから」(41歳)や「家族の好みが多様で、個々の味付けあるから」(27歳)などが挙がった。他には「好きな物を食べたいから」という声が多く、具体的には「その日の気分によって食べ物を選びたいから」(46歳)や「好きな物を工夫しながら作りたいから」(27歳)などが挙がった。

「買い物」では、「目で見て選びたいから」という理由が最も多かった。例えば「特に食材は良し悪しを自分の目で見て選びたいから」(41歳)、「品物を自分の目や手で触って確認したいから」(25歳)などの声が聞かれた。次いで「好きだから・楽しいから」が多く、具体的には「買う物をあれこれ選ぶのは楽しいから」(41歳)や「買い出しがリフレッシュにもなるから」(28歳)などの理由が挙がった。他には「売り場を見て考えたいから」という理由が多く、例えば「その日の安売りの食材などを見て、献立を考えられるから」(27歳)や「いろいろな商品を見たりすることで流行が分かりおもしろいから」(35歳)などの声が挙がった。

「ペットの世話」と回答した理由で最も多く挙がったのは、「愛情表現だから」だった。具体的には「飼ったからには手をかけてあげたいから」(38歳)や「愛情を注ぎたいから」(58歳)などが挙がった。次いで「ペットとの信頼関係を築くため」という声が多く、例えば「コミュニケーションが必要だから」(54歳)や「気持ちが伝わらなくなるから」(54歳)などが聞かれた。

また、「特になし」と回答した人の理由では、「できるものなら何でも自動化してほしい」(56歳)や「自動化の金銭的負担が軽いなら全て自動化したい」(34歳)などが挙がった。今後、様々な家事で自動化が進んだとしても、金銭的な問題はネックになりそうだ。

■調査概要
有効回答 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住で20歳~59歳の働く既婚女性813名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2015年12月16日(水)~12月23日(水)

詳細は、オウチーノdeヨムーノ

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