LANケーブルで給電、「Raspberry Pi PoE HAT」の国内販売がスタート

Raspberry Pi(ラズベリーパイ)の国内総代理店である アールエスコンポーネンツ株式会社は、「Raspberry Pi PoE HAT」の国内正式販売を明日(9月4日)より開始する。

「Raspberry Pi PoE HAT」(RS品番:173-5595)は、ラズベリーパイ最新モデルRaspberry Pi 3 Model B+用のPoE用拡張ボード。PoE(Power over Ethernet)とはイーサネットケーブルを通じて電力供給と通信を行う規格のことで、ACアダプタを使うことなくラズベリーパイに充分な電力を供給することが可能だ。

また、ボード中央にあるファンはラズベリーパイのプロセッサの温度を最適化し、安定動作を実現する。

Raspberry Pi は名刺サイズのシングルボードコンピュータで、子供向けのプログラミング教育から電子機器のプロトタイプや業務用システムのプラットフォームまで世界中の幅広い分野で利用されている。

近年ラズベリーパイをIoTシステムのセンサ端末として使うことが増えているが、例えば屋外や天井裏などコンセントから離れた場所に設置する場合、電源用コンセント増設のため電気工事士の資格のある業者に施工を依頼する必要があった。

今回のPoE HATを用いると、一般的なイーサネットケーブルで約50m、さらに延長機器を利用すれば数百メートル先のラズベリーパイに電力供給ができ、ケーブルの届く範囲であれば電気工事を行うことなく自由にセンサ端末設置が可能。

また海外でラズベリーパイを使う場合でも、電圧やソケット形状を気にせずイーサネットケーブルだけで動作させることができる。

さらにPXEネットワークブート機能と併用することで、より安全で信頼性の高いシステムを構築したり、シンクライアント端末として運用したりすることができるようになる。

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