富士通、ものづくり分野で設計データからシミュレーション結果をリアルタイムに予測する技術を開発

富士通株式会社と株式会社富士通研究所は、ものづくりの分野において設計業務を効率化するAI技術を開発した。

設計業務では、設計候補の考案、実物の試作とその評価を繰り返して、製品の仕様を固めていく。設計業務の中でも上流工程では、実物の試作を行う前に、物理法則に基づいた計算により設計パターンの特性の把握や評価を行うシミュレーションが不可欠となっているが、シミュレーションに緻密さが求められるものづくりの分野では高い解像度が必要なため計算量が多く、設計候補ごとに実行する場合にはその計算時間の削減が課題となっている。

今回、シミュレーションへ入力する設計データと、出力されるシミュレーション結果をAIに学習させることで、設計候補の高精度な評価を可能とする技術を開発。回路設計の工程における電磁波強度の評価により、シミュレーションと開発技術の推定誤差が±2.9%に抑えられることを確認した。

これにより、開発技術を、設計候補を選別する工程においてシミュレーションの代替として活用できる目途が得られ、設計候補の評価に要する時間の大幅な削減が期待できる。

開発した技術は、2019年度中に電磁波解析ソリューション「FUJITSU Technical Computing Solution Poynting」の追加機能として製品化するとともに、他の業種・業務への展開を検討する予定だ。

提供:富士通

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