ソニーが独自のLPWA通信規格「ELTRES (エルトレス)」を公開、パートナープログラムも始動

ソニーおよびソニーセミコンダクタソリューションズは、昨年4月に技術開発を発表した独自のLPWAネットワーク技術について、商用化に向けた技術検討と実証実験を行ってきた。

このほど、空中線電力が20mWの特定小電力(Sub-GHz)無線・見通し100km以上の通信距離・時速100km以上の高速移動中でも通信可能という特徴をもつ同無線通信技術は、ETSI(European Telecommunications Standards Institute、※1)において国際標準規格として公開された(※2)。

ソニーはこのLPWA通信規格を「ELTRES (エルトレス)」と命名。世界に向けて普及を目指す。

「ELTRES」の公開を受け、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社(以下、ソニーネットワーク)は、「ELTRES」を採用したIoTネットワークサービスの商用化に向けた国内プレサービスを、本日より提供開始する。

プレサービスでは、専用送信端末を使って「ELTRES」によるIoTネットワークを利用することが可能。提供エリアは東京都(※3)、利用料は1,000円、利用可能期間は最大3カ月だ。情報を高感度に受信することができるため、登山や海上での遭難対策、ドローンの安全飛行など様々なIoTシステムでの活用が期待される。

あわせて、ソニーネットワークが提供する「ELTRES IoTネットワークサービス」に関して、ソリューションの提案やアプリケーションの提供などのビジネス展開を検討する企業を対象としたパートナープログラムを発表。

パートナーカテゴリには、IoT向けデバイスの設計・製造を行う「端末パートナー」、「ELTRES IoTネットワークサービス」を活用したソリューションの開発、構築、運用を行う「ソリューションパートナー」、連携可能なアプリケーションやプラットフォームを構築する「アプリケーションパートナー」、ソリューションやアプリケーションなどを販売する「チャネルパートナー」がある。

パートナープログラム参入企業に対し、ソニーネットワークが最新技術や市場動向などの情報を提供するとともに、プロモーションやパートナー同士のビジネスマッチングなどをサポートする。

※1 欧州電気通信標準化機構。ETSIは欧州における電気通信標準を作成する独立非営利団体。
※2 ETSI LTN(Low Throughput Network) TS(Technical Specification) 103 357 V1.1.1の中の“Lfour family”として公開されている。
※3 一部地域を除く。

【関連リンク】
「ELTRES」公式サイト

Previous

日立・アイホンら4社、配送ロボットを活用したマンション内宅配システムの開発で協創を開始

Amazon Web Servicesとセールスフォース・ドットコムが連携、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速

Next