ルネサス、一家に1台サービスロボットが普及する時代に向け、「ROS 2」向け通信規格をサポート

ルネサス エレクトロニクス株式会社は、一家に1台サービスロボットが普及する時代に向け、市場の拡大が予想されるロボット向けのソリューションを展開する第一歩として、ロボット用フレームワークであるROS 2向けに標準化が進む通信規格DDS-XRCEを、RX65Nマイコンに実装し、ROS 2の通信実証に成功した。

DDS-XRCEにはeProsima社のMicro XRCE-DDS clientを採用し、RX65Nを搭載したボードをロボットの目や耳となるセンサと、手足となるアクチュエータに見立て、制御・通信を確認した。

RX65NがDDS-XRCEをサポートすることにより、ユーザはロボットシステムのエンドポイントに搭載されるセンサやアクチュエータ、モータを制御するソフトウェアの開発が可能になる。ルネサスは、これら通信実証に使用したソフトウェアを、オープンソースとして2018年第4四半期中に公開する予定。

ROS(Robot Operating System)は、ロボット開発に必要となる様々なソフトウェアライブラリやツールを提供するフレームワークであり、現在、幅広く採用されている。次世代規格ROS 2は、マイコンなどの組み込みシステムにも普及させるために開発が進められている。

ルネサスは、このROS 2にいち早く対応するため今回の通信実証を実施した。

ROSの開発管理を行うOpen Robotics社のCEOであるBrain Gerkey氏は、次のように述べている。
「マイコンのリーディングカンパニーであるルネサスがDDS-XRCEをサポートすることに大きく期待しています。組み込みシステムからなる多くのエンドポイントにROS 2が広がり、さらなるロボットのイノベーションが進む大きな力になると信じています。」

今回採用したMicro XRCE-DDSを開発しているeProsima社のCEOであるJaime Martin Losa氏は、次のように述べている。
「ルネサスがeProsimaのMicro XRCE-DDSを使用して通信実証したことに感謝しています。我々のネットワークミドルウェア技術とルネサスのマイコンが組み合わさることにより、ROS 2の採用が加速するものと考えています。」

【関連リンク】
https://www.renesas.com/jp/ja/

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