オン・セミコンダクター、超低電力RSL10 SIPと環境発電技術を組み合わせたBLEスイッチを発表

オン・セミコンダクターの日本法人オン・セミコンダクター株式会社は、環境発電(エナジーハーベスティング)で動作するBLE(Bluetooth Low Energy)スイッチのリファレンスデザインを発表した。エナジーハーベスティングは、電源供給、電池費用、および交換費用が不要で、環境に優しいことから、IoT展開での重要性を増しているという。

エナジーハーベスティングBLEスイッチは、超低電力RSL10 SIP(System-in-Package)と、ZF Friedrichshafen AG社(以下、ZF)が開発した環境発電技術を組み合わせることで、さまざまなIoTアプリケーション向けのプラットフォームを提供する。

RSL10 SIPは、アンテナ、RSL10 無線機能、すべての受動部品を集積していることを特徴としており、システム設計を簡素化するとともに部品表(Bill of Materials、BOM)を最小限に抑える。アプリケーションの例として、壁や照明の制御、ビルオートメーション、資産追跡などが挙げられる。

このスイッチのリファレンスデザインは、完全なBOM、回路図、PCB レイアウト、ガーバーデータ、および無料のスイッチサイドのファームウェアと併せて提供される。ここに含まれるソースコードは、アプリケーションを開発するプラットフォームが含まれている。

またマニュアルには、ファームウェアをカスタマイズして、リファレンスデザインとスマートフォンやタブレット上で動作するBLEスキャナアプリケーションを接続する詳しい方法が記載されているという。このスイッチ・リファレンスデザインの独自の新たな特長として、昇降圧コンバータが不要なためデザインインが簡素化し性能が向上すること、およびスマート減光機能が挙げられる。

ZFが開発したこの技術は、スイッチボタンを押したときに伝達されるエネルギーを捉える。スイッチは運動エネルギーを電磁エネルギーへ変換し、RSL10 SIPで使用するために貯蔵。ボタンが押されるたびに、エナジーハーベスティング・ソリューションは300μJを発電する。これは、ディープスリープモードで62.5nW、送受信時でも10 mWという、RSL10 SIPの超低電力要件を満たすのに十分な電力量だという。

エナジーハーベスティングBLEスイッチは、センサ、コネクティビティ、アクチュエータのデバイス群の包括的なポートフォリオを含む、オン・セミコンダクターのIoT開発キットおよびBLE IoT開発キットとの互換性がある。

【関連リンク】
ゼット・エフ(ZF)

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