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STマイクロエレクトロニクス、Amazon FreeRTOSのサポートを拡充するSTM32用スタータ・キットを発表

半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(以下、ST)は、Amazon FreeRTOSのサポートを拡充する新しいSTM32用スタータ・キットを発表した。STM32は、Arm Cortex-M搭載32bitマイクロコントローラ(マイコン)の1つだ。

STは、半導体製品と、マイコン用のオペレーティング・システム(OS)であるAmazon FreeRTOSを組み合わせることで、最先端の小型・低消費電力機器のプログラミング、導入、セキュリティ保護、接続および制御を簡略化し、AWSを活用したIoT端末の開発に貢献している。

FreeRTOSカーネルに基づくAmazon FreeRTOSは、オープンソースのマイコン用OSとして幅広く利用され、小型で低消費電力機器をAWS IoT Core等のクラウドサービス、AWS IoT Greengrassを実装したより強力なエッジ・デバイスを、安全かつ容易に接続するソフトウェア・ライブラリによって拡張されてきた。

B-L475E-IOT01Aは、Amazon FreeRTOS向け開発キットで、Wi-Fiと多様なセンシング機能に加え、超低消費電力のArm Cortex-M4プロセッサ内蔵STM32L475を使用することで、さまざまなアプリケーションを実現できるという。また、Arduino Uno V3をサポートしており、LTEモデムやST SIMカードを接続したX-NUCLEO機能拡張ボードを使用することで、LTE Cat-M1 / NB-IoT通信にも対応している。

LTE Cat-M1 / NB-IoT向けソフトウェア・ライブラリX-CUBE-CELLULARが用意されており、セルラー通信の専門知識がなくても新しい組込みアプリケーションを簡単かつ迅速に開発可能。同ライブラリは、BSPのようなAPIを使用することができ、さまざまなモデムのATコマンドが取り揃えられている。

ライブラリにはステート・マシンが搭載され、接続制御やデータ通信、セルラー網に重大な影響を与える通信ロス等のエラー管理を行う。また、セルラー通信認証に必要なGSMA TS34/35サブセットも含まれている。

このスタータ・キットは、SPBTLE-1SによりBluetooth Low Energy 4.2にアップグレードされ、IoT機器をスマートフォンやタブレットのAWS用アプリでクラウドと接続し、ゲートウェイとして機能させることができるほか、「Amazon FreeRTOS for BLE」にも対応。イーサネット通信には、高性能Arm Cortex-M7プロセッサ内蔵STM32H743マイコンを搭載したNucleo-144ボード「NUCLEO-H743ZI」が対応しており、Arduinoコネクタによる拡張性も備えているという。

また、AWS Device Qualification Programによる製品認証を確実に行うための新サービスであるAWS IoT Device Testerにも対応。AWS IoT Device Testerによって、STとAWSの技術を組み合わせて利用するユーザは、テスト用インフラやソフトウェアの開発にかかる時間を短縮でき、STM32マイコンを使用した製品で設計どおりにAmazon FreeRTOSが確実に動作させられるという。

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