ミツウロコCSとNEC、IoTを活用したLPガスメーターの情報を収集・提供するサービスを展開開始

これまでLPガス販売事業者は、検針業務としてLPガスの消費者宅へ月に一度訪問し、LPガスメーターの指針値を目視で確認することが多かった。しかし、社会問題となっている人手不足の影響により、この検針業務を担う人員の確保が難しくなっている。

株式会社ミツウロコクリエイティブソリューションズ(以下、ミツウロコCS)と日本電気株式会社(以下、NEC)は、本年4月よりIoTを活用して遠隔でLPガスメーターの情報を提供するサービスを全国のLPガス販売事業者向けに展開開始すると発表した。

両社は、2018年9月より愛知県名古屋市周辺で同サービスを用いて収集した情報を配送業務効率化に利用する大規模実証を行っており、この実証で「LPガスメーター情報の遠隔取得」が実用レベルで問題なく行えることを確認している。

同サービスは、各消費者宅のLPガスメーターにNECの「LPWA対応IoT無線化ユニット」(以下、無線化ユニット)を設置し、通信網に京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)が提供するIoT向けのネットワーク「Sigfox」を利用することで、LPガスメーターの指針データを遠隔から網羅的、かつ高頻度、低コストで収集するもので、両社による2017年5月8日付ニュースリリースにて提供予定としていた3項目のうち、2項目について先行してサービス展開する。以下、サービス内容である。

今回展開開始するサービス

  • LPガス販売事業者へ月に一度消費者のLPガスメーター指針値を提供するサービス
  • LPガス配送事業者へ日次でLPガスメーター指針値を提供するサービス

今後展開が予定されているサービス

  • LPガス配送業務効率化ソリューションを提供するサービス

同サービスは、ミツウロコグループのエネルギー事業を担う株式会社ミツウロコヴェッセルのLPガス供給先を対象に、本年春から順次展開を開始する。

また、両社は今後、今回の指針データの収集に加え、リアルタイム双方向通信による集中監視業務への対応など、保安体制のさらなる強化につながるメニューの実現も併せて推進していくとのことだ。

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