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デンソーグループのエヌエスアイテクス、自動運転技術の実現に向けて高性能半導体EPUを開発するquadric.ioに出資

株式会社デンソーのグループ会社で、半導体IP(※1)の設計、開発を行う株式会社エヌエスアイテクスは、従来型のプロセッサーである CPU(※2)や GPU(※3)とは特性が異なる新領域プロセッサー「データフロープロセッサ(DFP)」の開発を行っており、2020年代前半の実用化を目指している。

DFPは、その時々の情報量や内容に合わせて演算領域を瞬時に最適化することで、消費電力や発熱を抑えながら、複数の複雑な演算を反射的に処理することが可能だ。

このほど、同社は、自動運転技術の実現に向けて、高性能半導体「エッジプロセッシングユニット(EPU)」の開発に取り組むため、北米のスタートアップ企業quadric.ioにリードインベスターとして出資した。

quadric.ioは、産業用機器向けのEPU開発技術を有している。EPUは、リアルタイムで状況を認識・判断するシステムの処理遅延を最小化できるため、消費電力や発熱を抑えながら、大量の演算を反射的に処理することが可能。エヌエスアイテクスは、quadric.ioに出資を行うことで EPU に車載向け仕様を織り込んだ高性能半導体の開発を加速させる。

例えば、自転車が飛び出してくる場面では、瞬時に自転車を認識し、次の行動を判断する必要がある。エヌエスアイテクスは、DFPとEPUを組み合わせることで、複雑かつ大量の演算を可能にし、認識・判断における反射的な処理を実現する。これにより、より広い範囲を認識して、状況に応じて瞬時に判断する自動運転技術の開発につなげる。

※1 半導体IP:半導体を構成する部分的な集積回路資産 (Intellectual Property)
※2 CPU:中央処理装置 (Central Processing Unit)
※3 GPU:画像処置装置 (Graphics Processing Unit)

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