ジャパンシステム、天草市で「観光客動態把握のための車両ナンバー解析実証実験」を実施

世界文化遺産である熊本県天草市の崎津集落(※)は、近隣の公共交通拠点から遠方にあり、主な交通手段が車両であるため、正確かつ継続的な動態把握が課題となっていた。

そこで、ジャパンシステム株式会社は、熊本県天草市と共同で、観光客動態把握のための車両ナンバー解析による実証実験を、崎津集落ガイダンスセンター駐車場、および崎津漁港観光駐車場の2か所で2018年11月23日~25日に実施した。

同実証実験は、車両での来場観光客の動態把握、データに基づく効果的な観光施策の立案とその効果の検証、観光促進を通じた交流人口の増加による地域収益の増を目的としており、2拠点に来場した車両のナンバープレート情報を元に、以下の測定・解析項目を読み取り、「いつ、どこから、どのような車両で来場し、どのくらい滞在したか」を解析している。

  1. 来場車両総台数
  2. 時間帯別の来場・出場台数と平均滞在時間
  3. 都道府県別、時間帯別、来場傾向((ナンバープレートの地域名データ解析)
  4. 車両種別(自家用車、レンタカー、観光バス、タクシー等)
  5. 車両による来訪観光客数と経済効果の演繹

同実証実験では、市販の安価なネットワークカメラと、同社子会社である株式会社ネットカムシステムズのナンバー読取ソフトウェア「ナンバ~アイ」を使用することで、従来の人による目視測定と比較して、高い費用対効果と測定員の安全・負担軽減を実現し、99%以上という高精度を達成した。また、2拠点の駐車場には、ゲート等の駐車場専用設備がなく、入路・退路のレーンも分離されていない環境にも対応できる可搬型のソリューションを開発して、実験が行われた。

同実証実験の結果を踏まえ、次のステップとして複数の測定拠点で実験を行い、観光拠点間の回遊傾向の調査・解析を実施する予定とした。

※崎は「たつさき」が正式。

Previous

FAプロダクツとISIDが資本・業務提携、デジタルツイン活用した生産ライン構築を支援するパッケージを共同開発

トヨタ自動車、光センサーによるリアルタイム土壌センシング技術を活用した土壌診断・改良提案サービスの事業実証を開始

Next