IBMと昭和電工、AI活用の「特許読解支援システム」を構築

日本IBMと昭和電工株式会社は共同で、特許情報の効果的かつ効率的なスクリーニングを支援する「特許読解支援システム」を構築した。本年7月から昭和電工全社で運用を開始する。

「特許読解支援システム」は、文書情報を統合的・横断的に収集し、分類・分析が可能なコグニティブ・テクノロジー「IBM Watson Explorer」を採用している。同ツールが有するテキスト解析・探索機能、文書関連付け機能、特許に特化したアイデア抽出機能を利用することで、難解かつ長大な文章で複雑な依存関係を持つ特許の請求項情報の読解を支援する。

さらに昭和電工の技術領域である化学分野の特許文書の特徴に合わせて、文書関連付け機能を付与することで、特許文書の可読性向上に特化したインターフェースを備えている。

昨年昭和電工社内で実施したトライアルでは、同システムを使わずに読解した時に比べ、特許1件当たりの読解時間を約45%短縮している。同システムを全社に導入することで、研究効率の向上と他社権利侵害リスクの低減に繋げるとともに、知的財産業務をより戦略的に推進し、企業競争力強化に取り組むとした。

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