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MaaS/CASE > デンソー、MaaS開発加速のためマイクロモビリティのシェアサービスを提供するBond Mobilityに出資
近年、世界各国の都市圏では、CO2排出と交通渋滞が社会問題となっており、新たな移動手段として、マイクロモビリティシェアサービスの活用に期待が寄せられている。マイクロモビリティとは、自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の移動の足となる車両のことである。
株式会社デンソーは、より安心・安全で快適なモビリティ社会の実現に向け、コネクティッド分野を技術開発の注力分野とし、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の実現に貢献するクラウド技術や車載技術など、要素技術の開発を行っている。MaaS領域では、国内外の戦略的パートナーシップを積極的に進めることで、サービス事業者のニーズや課題の把握を行い、市場ニーズ先行型の事業開発を推進している。
このほど、デンソーは、MaaS開発を加速させるため、マイクロモビリティのシェアサービスを提供するBond Mobility Inc.に出資した。Bond Mobilityは、現在、スイスのチューリッヒ市とベルン市の2都市で、Speed Pedelec Electric Bikeと呼ばれる最高時速45kmのeバイクのシェアサービス事業を展開している。eバイクはスポーツタイプの電動アシスト付自転車であり、従来の自転車シェアや電動スクーターシェアよりも広範囲な移動を実現する。
デンソーは同出資を通じて、乗用車だけでなく2輪車なども活用した総合的な都市型MaaSにおけるニーズや課題を抽出し、技術開発をさらに加速させる。
また、Bond Mobilityは同出資を受け、欧米におけるシェアサービス事業を更に展開していくとともに、外部サービスとの連携や、車両配置および台数の最適化を進め、都市環境におけるマイクロモビリティシェアの新しいビジネスモデルを構築し、利便性向上と利用者の拡大に取り組むとした。
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