エイシングのエッジAIアルゴリズム「DBT」、Arm「Cortex-A」シリーズへ実装

近年、これまでクラウド上で実行されることが一般的であったAIの情報処理をエッジ(※)側で実行する「エッジAI」への注目、そして実装への具体的なニーズが急速な高まりを見せている。従来のクラウド上のAIでは、自動運転車や工場の生産ラインといった即時性が求められる状況において通信速度の遅さが致命的な問題となるため、機器側で処理ができるエッジAIが必要とされている。

株式会社エイシングでは、エッジAI業界で、導入機器単体がクラウドを介することなくリアルタイムに自律学習することが可能な独自のAIアルゴリズム「ディープ・バイナリー・ツリー(以下、DBT)」を提供している。さらに、「DBT」の開発から顧客のシステムへの実装までを技術的にカバーすることで、エッジAIの領域でワンストップのソリューションを提供できる体制を目指している。

そして今回、「DBT」をArmが提供する「Cortex-A」シリーズ搭載チップに実装することに成功し、本日から提供開始した。

「Cortex-A」シリーズは、スマートフォンやタブレットなど、多くの電子製品に搭載されているCPUである。これにより、「Cortex-A」シリーズを搭載した各種ボードや、それに準ずる環境にも「DBT」の実装が可能となる。また、「Cortex-A」を搭載したボードを顧客のシステムに繋ぐだけで簡易に試験導入の環境を整えることができる。

※ FA(Factory Automation)機器、スマートフォン、コンピューターが内蔵された自動車など、利用者の近くにある機器を指す。

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