ロジスティクス倉庫の現場の課題をコスパよく解決する ―秋葉淳一×八子知礼×小泉耕二【第20回・前編】

倉庫への商品格納時の作業ミスを低減する

小泉:以前、物流現場でARの導入を検討されている、というお話を伺ったのですが。

秋葉:全くやっていないわけではありませんが、作業時間が長くなるというデメリットがあります。例えば現場の人が無意識でやっていると3秒しかかからない作業が、ARを介すると余計に時間がかかってしまう。ひとつの作業における時間差は小さなものかも知れないけれど、それが積み重なると膨大なロスになる。

小泉:ピッキングする時に棚によくバーコードが付いていて、ピッキングミスしないような取り組みというのをよく展示会で見かけるのですが、ああいったソリューションは利用されているのですか。

ロボット&カメラソリューションで物流現場を変える ―秋葉淳一×八子知礼×小泉耕二【第20回・前編】

秋葉:利用してはいますが、本当に自動化しない限りは、結局ミスはなくならないと思います。

小泉:バーコードを使った対策をやっていて間違うというのはどういうことでしょうか。

秋葉:実はピッキングではなくて、格納の方で間違いが発生するのです。棚に入れる、という作業のとき、うっかり別のところに入れてしまうというミスまでは防げない。そして「格納」という工程は、次の工程がないので、チェックが効かないのです。

八子:棚のIDが決まっていて、置きに行くときに照合するようなソリューションはないのですか。

秋葉:ありません。だからカメラで記録を残しておきたいのです。例えば違うロケーションに手を入れると画像認識でアラームが発生する、といったことでミスを防ぐことは出来るかと思います。

後編に続く