ヤマハ発動機の自動運転技術とソニーのエンターテインメント映像技術を融合、低速車両「SC-1」を共同開発

ヤマハ発動機株式会社は、電動のゴルフカーや小型低速車両(ランドカー)、電動二輪車、電動アシスト自転車、電動車いす、ドローンなどを含めた多様な製品群を通じて、楽しい移動の提供や社会課題の解決に取り組んでいる。

同社はこれまで、ソニー株式会社と協力し、電動のゴルフカーをベースとした試作モデルや、コンセプトモデル「New Concept Cart SC-1」の車両開発を行い、沖縄県名護市のカヌチャリゾートでの夜間のゴルフ場における乗車体験サービス「Moonlight Cruise」の期間限定実施などを通じて、技術開発や顧客ニーズの検証を重ねてきた。

今回両社は、低速の移動体験の提供を目的とするSociable Cart(ソーシャブルカート)「SC-1」を共同開発した。ヤマハ発動機の自動運転技術とソニーのエンターテインメント映像技術を融合させている。

SC-1は、室内や車体側面にビルトインされている高精細ディスプレイに、カメラで捉えた車両の前後左右の様子や走行場所に応じた様々な映像、ソニーが開発した融合現実映像(Mixed Reality)を映し出すことができ、従来の自動車やカートでは提供できなかったエンターテインメント空間をつくりだすことで、乗客や車両を取り巻く人々により楽しい低速移動の価値を提供することを狙いとしている。

また、高感度なイメージセンサーや超音波センサー、LiDAR(※)で捉えた車両周囲のデータをAI解析することで、最適な運行アシストや、人の性別・年齢などの属性に基づいた最適な情報(道案内や店舗情報、エンターテイメント情報、配信ニュース、広告など)を表示することも可能である。

両社はこのモデルを用いたサービスを2019年度内に国内で開始する予定だ。なお、SC-1はその体験を提供するもので、車両としての一般販売は予定していない。

※ レーザー光を発射し、それが物体に当たって跳ね返ってくるまでの時間を計測し、距離や方向を測定する技術

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