GMOクラウド、AIカメラ活用の来店客分析サービスに専門知識を持たなくても実用的な分析ができる「クロスABC分析機能」を実装

昨今の日本の小売業界では、AIやデータ分析を活用して、売り場の人員配置や導線の最適化、顧客の行動から店内レイアウトの最適化など、少ない人数でも売り上げを上げるための業務効率化や生産性を向上する事例が見受けられるようになりつつある。しかし、一部を除く多くの店舗では、感覚的な店舗運営を続けていることが多い、データを分析するには専門的な理解が必要であり店舗の現場担当者のデータ活用がなかなか進まないといった課題があった。

そこで、GMOクラウド株式会社は、カメラ映像をAIで分析する技術(AIカメラ)を活用した実店舗の来店客分析サービス「Diversity Insight for Retail byGMO」で、「購買意欲・関心」や「滞在時間」といった定量データを利用し、専門知識を持たなくても実用的な分析ができる新機能「クロスABC分析機能」を実装し、本日から提供開始した。

「クロスABC分析」はと、小売流通業でよく使用される、「売上金額」や「利益金額」などの2つの視点からそれぞれA・B・Cのランク付けをする分析手法だ。今回の新機能では、来店客の年齢・性別・ライフスタイル分析などの属性(※)から推定する「購買意欲・関心」と、指定エリアにおける「滞在時間」の2軸で、自動的にA・B・Cのランク付けした「クロスABC分析」の結果レポートを簡単に確認できる。

これにより、取得したデータの分析結果を簡単に見える化できるだけでなく、仕入れする商品の最適化や、売り場における広告・販促の施策への落とし込みがしやすくなる。顧客の動向を分析し、商品の販売戦略などに役立てることができる。

また、これに合わせてGoogle Analytics連携など以下の3つの機能のアップデートも実施された。

  1. 販促POPやサイネージ広告の効果測定機能のUI改善
    販促POP・サイネージ広告の効果測定機能のUIを改善し、ABテストの結果を1つの画面で比較表示できるようになった。A・Bの2パターンの広告画像やキャッチコピーなどを用意し、より効果のあったものはどちらか比較する「ABテスト」の実施結果がよりわかりやすくなり、実店舗の広告・販促の最適化に役立つ。
  2. Google Analytics連携で、OMOへの移行を推進
    Google Analyticsとの連携により、Webサイトやオンラインショップの来訪者属性と、リアルな実店舗の来店客属性の比較が1つの画面で表示できるようになった。オンラインショップと実店舗との間での比較がしやすくなり、それぞれのチャネルに適した広告出稿や顧客体験の向上に寄与する。
  3. 店舗KPIの見える化/かんたん比較機能で、目標管理
    チェーン店など複数店舗で導入している場合は、店舗別・期間別など任意の設定で、来店客属性・来店人数・回遊率などの比較分析を1つの画面で確認することが可能となった。これにより、当日の店舗KPI数値と週平均を対比するなど、適切な目標管理に役立てることができる。

「Diversity Insight for Retail」は、今後、API経由でPOSレジサービスとの連携の実装や、さらにスムースなデータ分析を可能にする機能の強化、離脱分析の強化を年内に行う予定だ。これにより、「販売数」「売上金額」などPOSで取得したデータと、「Diversity Insight for Retail」による「購買意欲・関心」や「滞在時間」という定量データを掛け合わせた、より効果的な分析が可能となる。

また、2020年にインバウンド対応や国内経済の発展に寄与するデータ活用施策の支援として、国際的ライフスタイル分析への対応も予定されている。

※特徴点の抽出後は速やかに画像を破棄するなど、個人を特定しない匿名データとして利用する。

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