ローム、ソニーのIoTスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSE」向けのWi-SUN拡張ボードを発売

近年、インフラや農業、自動車などIoT分野の拡大に伴い、IoTを実現するためのサービスやアプリケーション、デバイスが数多く登場するようになってきており、さまざまな企業がその市場に向けたビジネスを進めている。一方で、開発にはソフトウェアとハードウェアなど、幅広い専門知識と多大な開発工数が必要になる。また、各デバイスは、実装環境・開発環境が異なるため、評価することが困難だった。

ロームグループはこれらの課題を解決し、メーカーズの支援やIoT機器のプロトタイプ開発に貢献するため、簡単に評価できる電子工作分野に注目し、オープンプラットフォーム用ツールを開発・販売している。

今回、ローム株式会社は、ソニー株式会社およびソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社が提供するIoT向けスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSE」向けに、Wi-SUN拡張ボード「SPRESENSE-WiSUN-EVK-701」を開発し、インターネットでの販売を開始した。

SPRESENSEは、低消費電力であり、GPS受信機能とハイレゾリューション・オーディオコーデックを搭載したIoT向けボードコンピュータだ。例えば、GPSと高機能プロセッサを活用したドローンや、ハイレゾリューションオーディオの再生・録音、内蔵フルデジタルアンプを活用したスマートスピーカ端末、低消費電力を活かした定点撮影カメラなど、IoTをさらにスマートで高度なものにする。

開発されたWi-SUN拡張ボード「SPRESENSE-WiSUN-EVK-701」は、SPRESENSEにWi-SUN通信の機能を追加する拡張ボードだ。Wi-SUN規格はHEMSやBEMSに適した通信であり、今回搭載されているファームウェアはリレー通信やスリープ機能を含む、より汎用的に使用できる規格である「Wi-SUN Enhanced HAN」に対応している。従来の1対多のスター型接続に加え、1対多対多のツリー型接続ができるため、低消費電力かつ長距離通信を可能にした。

チップアンテナを内蔵し、高周波設計と無線特性調整済みだ。また日本国内の無線法令規制であるTELECの認証済みで、顧客での電波法認証も不要なため、すぐに使用できる。さらにセンサ拡張ボードを追加できるスロットも備え、より高度なIoTセンサ機器の評価・開発に貢献する。

Previous

富士通、採寸業務を効率化する「IoTメジャー hakaruno」を販売開始

パナソニック、5G搭載車の通信性能を全方位で測定可能な電波暗室を構築

Next