リコーとシスコが協業、デジタルワークプレイス実現に向けてソリューションを開発

近年、少子高齢化による労働人口の減少に伴い、企業のIT管理分野では、人材やノウハウの不足が問題となっている。特に、多店舗展開を行う業種では、各拠点にIT管理者を配置することは難しく、一元的かつ効率的なIT管理業務の実現が求めらている。こうした中で、プリンティング機器やネットワークの管理に関して、これまではそれぞれのウエブツールを参照していたため、管理業務を効率化することが課題であった。

また、企業への訪問者に対してFree Wi-Fiを提供することが一般化しているが、現状では、ゲストごとに利用者情報を登録し、個別にゲストWi-Fiアカウントを提供、その登録作業の負荷を軽減し効率化することが課題だ。また、固定のパスワードをゲスト用に配布しているケースもあり、セキュリティの観点から懸念があることも課題である。

そこで、株式会社リコーとシスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)は、高い生産性とセキュアな環境を両立するデジタルワークプレイスの実現に向けて、リコーの複合機とネットワーク機器を一元管理する「RICOH 共通ステータスダッシュボード for Cisco Meraki」と、ワンボタンでゲストWi-Fiアカウントを発行できる「RICOH ゲストWi-Fiジェネレータ for Cisco Meraki」を開発した。

「RICOH 共通ステータスダッシュボード for Cisco Meraki」は、リコーの新世代複合機とクラウドベースでシンプルかつセキュアにネットワークを管理する「Cisco Meraki」を連携し、ネットワーク機器の帯域量・マップ位置情報や、リコーの複合機の出力枚数・消耗品残量・機器などを1つのウエブ画面上で管理することができる。

「RICOH ゲストWi-Fiジェネレータ for Cisco Meraki」では、リコーの新世代複合機と「Cisco Meraki」の連携により、時限のワンタイムパスワードを自動生成することができる。ゲストWi-Fiアカウントを、煩わしい登録をせず、複合機の操作パネル上で、ワンボタン発行することが可能になる。

同ソリューションは、リコーとシスコが2019年2月に締結した戦略的グローバル提携に基づき、両社合同の専属チームによるマーケティング活動を通して開発したものである。

リコーは、これらのソリューションのグローバルでの提供を目指し、まずは日本市場において顧客先での検証を進めて、2020年初旬に提供開始予定だ。また、顧客が導入しやすいよう新世代複合機とMeraki本体、協業ソリューションのワンパッケージでの提供も行う。

さらに、両社の協業の一環として、リコーは日本市場で、Merakiの機器保守メニューを全国で提供している。IT管理者がいない顧客に対して、リコージャパンのエンジニアがネットワーク環境の構築・保守・運用・監視までを代行するアウトソーシングメニュー「ITKeeper リモートネットワークサービス」を提供している。これにより、リコージャパンはプリンティングとネットワークのワンストップサービスを提供する。

Previous

日立、社会インフラの安定稼働を支援する「制御システム向けセキュリティ監視・分析支援サービス」を販売開始

東芝、AIでメーターの検針値を読み取り自動で記録するクラウドサービスを開始

Next