富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ、VRディスプレイ「zSpace」向け多機能汎用ビューアー「FZViewer」を販売開始

株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは、バーチャルリアリティー(VR)ディスプレイ「zSpace(ズィー・スペース)」向けの多機能汎用ビューアー「FZViewer(エフゼットビューアー)」を2016年2月25日に販売開始した。

zSpace向け多機能汎用VRビューアー「FZViewer」の販売価格は、1ライセンス300,000円で、「zSpace」台数分のライセンスが必要となる。

 

「FZViewer」は、3Dデータを立体的に表示し実物と同じ感覚で確認できるVRディスプレイ「zSpace」専用のビューアーソフトウェアだ。

多くの3Dデータ形式に対応しているため、利用者が保有する3Dデータを活用することができる。

また、内部の描画処理に高性能なゲームエンジンを活用することで、ビジネスでも利用できる臨場感のある美しい描画と滑らかな動きを実現。建築・不動産分野での間取りのシミュレーションや製造業での設計デザインレビューをはじめ、教育や医療分野など様々なシーンで活用でき、サービス・製品の品質向上、工数削減などを実現する。

 

「FZViewer」開発背景

昨今、様々なVRデバイスが登場し、VR市場が盛り上がりを見せ始めている中で、多くのビジネス分野でVR技術の活用が期待されている。その一方で、現在主流となっているヘッドマウント型のVRデバイスは、没入感には優れているものの、重さによる疲労や酔いやすさなど長時間利用での課題が指摘されている。

同社の「FZViewer」と連携するVRディスプレイ「zSpace」は、机上設置型のディスプレイと軽量な偏向グラスにより、長時間の利用でも疲れにくく、ビジネス利用に適したVRデバイスだ。

同社は、「zSpace」によるVR技術のビジネス活用をより拡大するために、様々な分野で利用されている3Dデータ形式を利用可能で、高速な描画性能と対象物の切断や光源変更など多くの機能を実装した「FZViewer」を開発した。

 

「FZViewer」の特長

美しい描写と滑らかな動きによる圧倒的な臨場感

描画処理に、高性能なゲームエンジン「Unity®」(開発元:Unity Technologies)を活用することで、臨場感あふれる美しい描画と滑らかな動きを実現。

多くの3Dデータ形式に対応する汎用性

多くの3Dデータ形式に対応しているため、様々な分野で使用されているお客様保有のデータを活用することができる。

標準対応フォーマット :FBXファイル形式(.fbx)、COLLADA形式(.dae)、AutoCAD形式(.dxf)、3ds Max形式(.3ds)、Wavefront OBJ形式(.obj)
※「Unity」で取り込み可能なフォーマット

豊富な機能を直観的に操作可能

目の前に映し出された立体物に対して、移動や回転、切断、光源変更など様々な効果を与えることができる。スタイラスペンと視覚角度を探知するセンサー付きの3D偏向メガネにより、あたかも手にとって見ているように直観的に操作する事が可能だ。

国産初の「zSpace」汎用ビューアー

同社が独自に開発した「zSpace」汎用ビューアーです。メニュー表示は日本語に対応している。

 

利用シーン

建築・不動産:立体的な間取り、インテリア・シミュレーターの実現
製造:デザイン検証、検図、デザインレビュー、製品の販売プレゼン
教育:博物館など収蔵品の3Dスキャンデータの立体視展示
医療:医用データの立体視表示

 

VRディスプレイ「zSpace」について(販売元:富士通株式会社)

米国zSpace社が開発した、3Dデータを立体的に表示できるディスプレイ。従来のバーチャルリアリティーとは一線を画し、実物と同じ感覚で3Dデータを確認することが可能だ。

<特長>
・24インチ型3次元立体視ディスプレイシステム
・スタイラスペン使用の直感的な対話型システム
・軽量な3D偏向メガネ
・ヘッドトラッキングによる最適立体表示機能

富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ、VRディスプレイ「zSpace」向け多機能汎用ビューアー「FZViewer」を販売開始

 

 

【関連リンク】
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