三菱電機、独自のIoTプラットフォーム活用の鉄道車両メンテナンスソリューション「鉄道LMS on INFOPRISM」提供開始

三菱電機株式会社は、鉄道事業者の業務効率化と、鉄道のさらなる安全・安定運行に貢献する鉄道車両メンテナンスソリューション「鉄道LMS(※1) on INFOPRISM」を本日から提供開始した。

これは、同社AI技術「Maisart」を採用した独自のIoTプラットフォーム「INFOPRISM」を活用し、鉄道車両のさまざまな情報をリアルタイムに収集・分析して、鉄道車両の点検・検査・修繕などメンテナンスの効率化や鉄道事業者間のデータ共有・活用などを支援するものだ。特長は以下の通り。

  1. 収集・蓄積したデータの分析により、鉄道車両のメンテナンス業務を効率化
    • 同社製TCMS(※2)がリアルタイムに収集・把握した運行中の鉄道車両の状態監視データを分析し、各機器の健全性を自動判定する。車両基地などで実施している定期検査が運行中に実施でき、検査省力化に貢献する。
    • 運転台のモニター画面や機器の動態データを、車上側の乗務員と地上側の指令員・基地保守員との間で共有し、故障時の迅速復旧を支援する。
    • AI手法、ビッグデータアプローチなどの多角的なデータ分析アルゴリズムを装備し、対象機器の設計・製造での同社独自の知見や技術、各鉄道事業者の運用ノウハウを組み込むことで、精度の高いCBM(※3)を実現する。鉄道車両のメンテナンス業務の効率化に貢献する。
  2. 鉄道事業者間のデータ共有・活用により、さらなる安全・安定運行に貢献
    • 相互直通運転を行う複数の鉄道事業者間がクラウド上でデータ共有・活用ができ、鉄道事業者間の連携強化に貢献する。
    • 他社路線を走行する自社の鉄道車両の状態がわかるため、故障復旧の迅速化やダイヤ乱れ時の鉄道事業者の調整業務を軽減する。鉄道のさらなる安全・安定運行に貢献する。
    • 鉄道事業者内でも各部門で各種データを共有することで、トータルでの業務効率化に貢献する。
  3. AI技術の活用により、鉄道事業者へ最新のサービスを提供
    • 鉄道事業者からさまざまな運行条件下のデータをリアルタイムに収集するとともに、分析結果を蓄積し、AI技術を活用して故障予兆検知精度を向上する。
    • クラウド上のセキュリティーやデータ分析などのサービス機能を、同社で集中管理・リモートローディングすることで、常に鉄道事業者に最新のサービスを提供する。

※1 Lifecycle Management Solutionの略。鉄道車両向けのライフサイクル全体管理ソリューション。
※2 Train Control and Management System(列車統合管理システム)の略。鉄道車両の各機器の状態を把握し、適切に制御するシステム。
※3 Condition Based Maintenance 予知保全(状態基準保全)。

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