スゴイ電池で、当たり前の壁を乗り越える

電池の発展は素材など、電池そのものの進化によるところが多い。リチウムイオン電池のような充電できるタイプに代表されるように、形や充電性能、劣化など、電池そのものの性能によるのが一般的だ。

電池を使ってできることといえば、「オン」にすれば電気が流れ、「オフ」にすれば電気が止まる。これは誰でも知っている。

しかし、今回紹介する、MaBeeeと呼ばれる電池は、電池から発せられる電力量を調整することができたり、残量管理ができたり、電力利用状況をモニタリングすることができるのだ。

実際、どういうことができるのだろう。

おもちゃやエンタメに使う

おもちゃには乾電池で動くものが多いが、オン・オフの単純な制御しかできないものが多い。そこで、MaBeeeを使うことで、楽しさが増す。

プラレールを制御できる

MaBeeeを入れたプラレールを線路に載せ、スイッチオンすると電車が走り始めるわけだが、スマートフォンアプリを開発すると、電池から出る電力量を調整することで、電車のスピードを調整することができるのだ。

LEDライトを微妙に調整できる

クリスマスツリーなどで使われるLEDライト。通常は点滅くらいしか使えないわけだが、MaBeeeでコントロールすれば、電力量を変えられるので、微妙なサジ加減で調光することができる。

大きな声をかけるほど明るくなるクリスマスツリーなども作れそうだ。

声に連動して動くおもちゃ

これまで、電池を入れ、スイッチをオンにするだけでは、単に動くだけだったおもちゃが、声をきっかけにして、電池を駆動させるアプリケーションを作れば、声をかけると動くおもちゃに早変わりする。

MaBeee

事業に使う、問題解決をする

おもちゃやエンタメ要素以外にも、事業に活用したり、あとづけIoTソリューションとして活用することができる。

テレビのリモコンで見守り

老々介護などが問題になる中、老人の見守りを周りのコミュニティでどう実行するかを考える必要がある。MaBeeeは、電池から出る電力の利用状況がわかるので、例えばテレビのリモコンに入れておけば、リモコンを操作したら、その状況がわかるのだ。

リモコンを操作していないとアラームを鳴らすことで、見守りに応用することができるのだ。

モジュール型であらゆるデバイスをIoT化

MaBeeeを作るノバルスは、あらゆるデバイスをIoT化するモジュールも開発している。乾電池のIoT化で培った技術を使って、通信対応させるノウハウがない企業が簡単に自社のデバイスをIoT化することができるのだ。

ちょっとした工夫で、電力量を調整したり、通電状況を監視することで起きる新たな世界が到来しそうだ。

※文中の写真はMaBeeeサイトより

Previous

準天頂衛星「みちびき」で、ドローン配送や樹木の高さを測定する

スマートスピーカー市場44.9%成長でもGoogleは4位に、なぜ?

Next