PacPort、IoT宅配ボックスシェアリングサービスの実証実験を開始

フリマ事業など、個人間中古品売買市場の急成長により、個人間の荷物を受け渡しが増加している。

そのため再配達をなるべく減らすための手段や、宅配サービス利用者が外出や出張時でも荷物を効率よく受け取れる手段が必要である。

また、シェアリングオフィスやコワーキングスペースの増加により、複数の荷受人が同じ方法で荷物を受け取ることも考慮する必要がある。

株式会社PacPortは、三井不動産株式会社が運営する柏の葉オープンイノベーションラボにて、2020年1月より法人向けシェアリング宅配ボックスの実証実験を開始する。

同実証実験では、PacPortが開発した『スマートロック搭載IoTシェアリング宅配ボックス』の設置による、配送事業者および荷受人のストレス軽減と再配達削減を目的としている。

PacPortは2019年9月に戸建て住宅向けの製品を発売開始したが、新たに開発したシェアリング機能を組み込むことにより、複数の荷受け人が宅配ボックスを共有して利用することが可能になった。

宅配ボックスのサイズや台数は、自由に組み合わせて運用することができ、同実証実験ではミドルタイプ6台とラージタイプ2台を組み合わせて、その利便性や有効性を確認する。

PacPortの利用イメージ
PacPortの利用イメージ

まず荷物を受け取るユーザーは、ECサイトで商品購入後に受け取る注文確認メールに記載された荷物の追跡番号を、専用のアプリを使って宅配ボックスの解錠キーとして登録する。

荷物を配達する側は、アプリに表示されるQRコードのキーか、もしくは荷物に表示されている追跡番号のバーコードを宅配ボックスに付いた読み取り部分にかざすことでロックを解除し、荷物を入れる。

発送から受け取りまでの状態については、クラウド上でAIが注文・配送情報を解析・整理し、荷物の状況をアプリ画面上で一括管理・確認することができる。

同実証実験の結果をもとに、今後想定されるシェアオフィス、既存のマンション・アパート等の集合住宅での利用シーンにおける機能向上に反映するとしている。

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