小田急のMaaSアプリ「EMot」、観光型MaaS実証実験を開始

小田急電鉄株式会社が提供するMaaSアプリ「EMot(エモット)」は、鉄道やバス、タクシーやシェアサイクル等を組み合わせた複合経路検索ができ、同時に電子チケットの購入・発行が可能なアプリだ。基本の機能は以下の通り。

  1. 複合経路検索サービス
    • 鉄道やバスに加え、タクシーやシェアサイクル等を組み合わせた経路検索
    • 経路検索結果から連携しているアプリ・サイトへ遷移してのモビリティの予約・決済
    • 保有している定期券情報や購入した電子チケットが考慮された経路検索
  2. 電子チケットの発行
    • フリーパス等の企画券や生活サービス施設などの電子チケットの購入
    • ショッピング等に応じて無料でモビリティが利用できる特典チケットの発行
    • フリーパス等と連携した優待施設情報の取得

「EMot」では以下の2つの実証実験を行っており、アプリをダウンロードすることで誰でも参加可能だ。

  1. 新百合ヶ丘エリアにおける「郊外型MaaS」
    期間:2019年10月30日~2020年3月10日(予定)
    概要:商業施設「新百合ヶ丘エルミロード」で税込2,500円以上の購入者を対象に、新百合ヶ丘駅を発着する小田急バスの往復無料チケット(210円区間)を発行。
  2. 新宿・新百合ヶ丘エリアにおける「MaaS×生活サービス」
    期間:2019年10月30日~2020年3月29日(予定)
    概要:新宿・新百合ヶ丘駅構内の「おだむすび」「箱根そば」「HOKUO」のいずれかの店舗で1日1回利用できる定額制チケット(購入日から30日間有効の10日券、30日券)を販売。

同社は、上記2つの実証実験に加え、本日から、箱根エリアにおける「観光型MaaS」の実証実験を開始した。

同実証実験では、同社が販売する既存の「箱根フリーパス」と同様に、箱根エリアの8つの乗り物が自由に乗り降りできることに加え、箱根周辺の温泉や観光施設など、約70のスポットが優待・割引料金になるきっぷ「デジタル箱根フリーパス」を、「EMot」のチケットストアでワンストップで購入できる。購入後は、複合経路検索結果にデジタル箱根フリーパスの購入情報が反映され、パスで利用可能な区間の運賃を0円で表示し、より得なルートを確認出来る。

また、箱根山内の割引優待施設をプロットしたマップを閲覧でき、手軽にスポットのホームページへ遷移することができる。現在、箱根登山電車「箱根湯本~強羅」、箱根登山ケーブルカー「強羅~早雲山」がバスによる代替輸送を実施しているが、「EMot」の複合経路検索結果には、バス代替輸送に関するダイヤも表示する。

料金の一例は以下の通り。実証実験期間中は、スマートフォン1台につき1枚のみの購入で、こども料金の取り扱いはない。

  • 新宿から
    2日間有効 おとな 5,700円
    3日間有効 おとな 6,100円
  • 小田原・箱根湯本・御殿場・三島などの箱根周辺から
    2日間有効 おとな 4,600円
    3日間有効 おとな 5,000

同観光型MaaSの実証実験は、2020年3月10日まで行われる予定だ。

「EMot」は今後、静岡県・浜松市で開催される「EMot」を使用したグルメイベント「はままつスマぐるウィーク(2020年2月12日~18日」のチケットを1月15日から発売する。2020年6月頃からは、大分県・由布院エリアの観光を楽しめる電子チケットの発売を予定しており、新たなチケットや新機能の拡充を予定している。

さらに、「EMot」の英語対応も進めるとした。

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