カメラ1台でIoTを実現する 、エッジAIカメラ(MOBOTIX) / スマート工場EXPO レポート

2020年2月12日から3日間の東京ビックサイトにてスマート工場EXPOが開催された。

今回は、コニカミノルタが展示していた、エッジカメラMOBOTIXシリーズについて紹介する。

一台でIoTを実現、エッジカメラMOBOTIXシリーズ

MOBOTIXは端的に言えば、カメラだけでIoTが実装できてしまう。

例えば、工場内で規定スピード以上で走行するフォークリフトをカメラが検知すると、カメラからIP電話発信をして管理者に通知し、通知を受けた管理者はカメラ映像をみつつ、カメラに内蔵されたスピーカーから注意喚起を行う、と言ったシステムをカメラ一台で実現できてしまう。
(もちろん、カメラの外部I/Oを利用して、センサーやデバイスと連携することもできる)

つまりは、物理世界のデータを入手するセンサーとしてだけでなく、データを演算するサーバーとして、さらに言えば、演算結果を物理世界にフィードバックするデバイスとしての機能をMOBOTIXはカメラ単体で実現できる。

MOBOTIXではカメラ内にCPUが搭載されており、画像解析などのアプリケーションが予め内蔵されている。この他にも、外部I/Oからの入力や、明るさなど、任意の入力情報に対するイベント検知を、カメラ上で設定することも可能だ。
メール送信や上述のIP電話への発信、画像解析の結果、外部I/Oからの入力に対して、カメラ外部へのアクション・指示が可能となる。

更にシステム構成も非常にシンプルな設計が可能だ。
というのが、専用のNVR(ネットワークビデオレコーダー)を必要とせず取得した動画データは、一般的に使われているNASに保存できるほか、カメラに内蔵したSDカードにも保存できる。

それでは管理はどうするのかと言えば、無償で用意されたソフトウェアをPCなどにインストールする事で、複数台のカメラを閲覧・操作・設定することができる。
カメラ1台であればブラウザ(WebUI)でも同じネットワーク内であればカメラのIPアドレスを入力して閲覧・操作・設定が可能だ。

様々な利用ケース

コニカミノルタはMOBOTIXのエッジカメラシリーズを用いたソリューションパッケージを用意している。

フォークリフトの安全対策

工場などの現場において、フォークリフトによる労働災害は年間2,000件近く報告されており、その多くは激突や挟まれだという。

この課題に対して、当該カメラを利用した安全対策パッケージを提供している。
カメラの画像処理でフォークリフトや歩行者の進行方向(ベクトル)やスピードを検知し、設置したパトライト、もしくはカメラからのアラーム音で、周囲に注意喚起を行い、管理者へ画像や動画をメールで通知する事ができる。

コニカミノルタ AIソリューション
カメラで動体検知やスピード検知を行い、内臓のスピーカーやパトライトを使って注意喚起を行う

遠隔監視パッケージ

常設ではない建設等の現場に対応した遠隔監視パッケージ。
取付・ネットワーク工事が不要で簡単に運用することが可能。

180°パノラマタイプのカメラが1台で広い領域をカバーすることができる。IP66規格に準拠しており、高い耐候性を持ち防塵・防水対策も万全だ。
ネットワークについても、LTE通信で上り500GBまで利用できるSIMも提供しており、あらかじめ設定が完了した状態で提供されるため、電源にカメラを繋げば簡単に普段使っているスマートフォンやタブレットから閲覧することができる。

不審者を検知した際は、カメラのスピーカーから音声警告を発して、通知機能で管理者へ連絡。状況を確認し、迅速な対応に結び付けて現場を守る。

コニカミノルタ AIソリューション
必要に応じてSIMも提供されるため、電源さえあればすぐに導入できる

この他にもコニカミノルタは各企業や現場に合わせたエッジカメラソリューションを提供している。

2020年4月発売予定のMOBOTIX新シリーズM73が発売に先立ち展示

カメラ側に豊富な機能を持つエッジカメラMOBOTIXであるが、新シリーズのM73は、AIをベースとしたアプリケーションを用途に応じて選択・搭載する事で様々な業種の人の手間を減らし、省人化を促進するという。

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