NeU、超小型脳活動センサーによりストレス軽減をサポートするアプリを開発

近年、情報社会の高度化に伴って、情報の増大やコミュニケーションの複雑化などからストレスの多い時代と言われ、メンタル疾患による休職者の増加など、さまざまな社会問題にも繋がっている。ストレスの軽減方法として、企業では働き方改革などの取り組みが進んでいる一方、マインドフルネスなど内面からストレスに対処する取り組みも注目されている。

マインドフルネスとは、「今この瞬間、心の内面に意識を集中」することを指し、ストレス軽減などの効果が様々な研究によって確認されており、脳科学では、デフォルトモード・ネットワーク(以下、DMN)と呼ばれる脳機能の沈静化が関わっていると考えられている。

このような中、国立大学法人東北大学と株式会社日立ハイテクのジョイントベンチャーである株式会社NeUは、脳科学とマインドフルネスの知見をもとに、小型センサーで脳を計りながらストレス軽減をサポートするスマートフォン用アプリ「ストレスマネージャー」を開発して、個人法人問わず、3月下旬からサービスの受付を開始する。

同アプリは、NeUが既に開発している小型脳活動センサー「XB-01」を額中央に装着することでDMNの活動状態を計測できることを確認しDMNをモニタリングしながら呼吸瞑想をサポートする。これにより瞑想の習得と習慣化が行え、ストレス軽減をサポートする。

また、開発にあたって、バイオフィードバック法を用いたストレス耐性の向上に関する知見に注目し取り入れた。バイオフィードバック法には従来から、心拍数を見ながら自分の意思で上げ下げするといったトレーニングがあるが、NeUでは超小型脳活動センサーによって、心拍と脳活動それぞれを計りコントロールするトレーニングを新たに開発して、今回のアプリに取り入れている。

このトレーニングを繰り返し行い習慣化することによって、ストレス度やストレスホルモンレベルが低下することが東北大学の研究によって確認されている。

同アプリでは、毎週1回のセルフチェック機能も搭載しており、自分の心の状態や変化に気づくサポートも行う。また日々のトレーニングの記録と合わせて、ストレス軽減の効果も確認することも可能だ。

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