エコモット・トップファームグループなど、牛の陣痛をAI画像解析で検出するシステムを構築

畜産農家では、和牛の死産率が課題となっている。そこで、エコモット株式会社は、株式会社オックス、株式会社トップファーム、北見工業大学と共同で、牛の分娩時兆候である陣痛をAIによる画像解析で検出して、アラートを行うシステムを構築した。

同システムは、検知した陣痛のアラートをもとに的確な分娩介助を行うことで、和牛の死産率を低下させ、農家の所得向上に貢献する。また、これまで把握が難しかった個体毎の分娩難易度をデータとして蓄積し、和牛のもつ遺伝子配列パターンと突合することで、遺伝情報と分娩難易度の関連性についての研究をすすめることができる。これにより、分娩難易度を高い精度で予測可能とする新しい生産技術の確率が期待されている。

同システムは、10台の汎用ネットワークカメラから送られる映像を1台のエッジAIカメラで並列に処理するアーキテクチャを採用しており、すでに稼働している複数のネットワーク監視カメラをアドオンでAI化するレトロフィットソリューションとしての展開が可能だ。

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